シンビジュームの育て方
【シンビジュームについて】
シンビジュームは洋蘭の中でもとても丈夫で、日本の気候にも合うとても育てやすい洋蘭です。
寒さにとても強く、最低気温が5度以上あれば越冬できる珍しい鉢花です。
花持ちもよく1つの花だけで1ヶ月ほど咲き、更に次から次へと花を咲かせるので、3ヶ月近く花を楽しむ事ができます。
(生花となりますので、品種や個体差により寿命は異なります)
シンビジュームの育て方
室内のなるべく日光の当たる明るい窓辺などに置きます。
比較的寒さには強いのですが、冬に貰ったり購入したものは温室育ちなので、極端に冷え込むような寒い所は避けましょう。
夜間の温度は10度~15度ぐらい、昼間の温度が23度以下を保てるような所に置くのが理想的です。
冬の夜間10度~15度を保てない部屋では、寒さに急に当てるのは避けて、徐々に最低温度5度~10度ぐらいの所に慣らせていきます。
逆に高い温度は花もちが悪くなるので、昼間25度以上、夜間20度以上と温度の高い場所には置かないようにしましょう。
シンビジュームの水やりについて
生育期の春から秋は植え込み材料の表面が乾いたら(約1週間に1回ほど)水を与えます。
夏はよく乾くのでこまめな水やりになります。
冬はやや控えめに、乾いた翌日に与えるぐらいにします。
冬に水の与えすぎは根腐れする原因となりますので、注意してください。
蕾が見えてから開花したものは水切れさせないよう、表面が乾いたら与えます。
シンビジュームの置き場所について
4月頃までは、室内のできるだけ直射日光の当たる場所に置きます。
5月~10月までは遮光ネットで30%~50%ぐらい遮光して育てます。
冬場は薄霜が降りるようになれば室内のできるだけ日当たりのよい場所に置きます。
つぼみや花が咲いている時期に2度以下の低温、25度以上の高温にさらされると花やつぼみに害がでるので注意します。
冬の室内での理想的な気温は夜間5度~10度ぐらい、昼間は23度以下の所が理想的です。
シンビジュームの肥料について
比較的、肥料を好みます。
4月~7月頃まで骨粉入りの固形油粕などを置き肥をして、5月頃の新芽が出る時期から10月頃まで週に1回ぐらい液体肥料を与えます。
シンビジュームの開花時期の違いについて
12月になって花芽が出たら、その後は、最低温度が10度ぐらいで1月から2月頃の開花、最低温度が7度ぐらいで3月頃の開花、最低温度が4度ぐらいだと4月から5月頃の開花になります。