- 横浜悠遊
- PART5 横浜みなとみらい21の変貌の歴史(1986〜2000年)
横浜博覧会の頃から長期的に活躍している「動く歩道」
1991年11月頃。建設中の横浜ランドマークタワー。
丸で囲まれたところから移設されたコスモクロック21。
PART5 横浜みなとみらい21の変貌の歴史(1986〜2000年)
それまでの造船所から未来的な港湾都市へと、いよいよ都市開発事業が進みはじめた横浜みなとみらい21。埋め立てと地盤を改良する費用だけで、総工費はなんと2000億円以上にも達したといわれています。そんな大規模な開発が続く中、最初のイベントともいうべき「横浜博覧会 YES89’」を平成元年にあたる1989年に開催。横浜市の開港130周年を記念して、本来の開発工事を約2年間も中断して行われました。
その閉幕後に開発が急ピッチで再開され、続々と高層ビルが誕生。最初に開業した高層ビルは横浜ランドマークタワーだと思われがちですが、じつは帆船の形をしたあの有名ホテルが一番乗り。横浜ランドマークタワーの開業が1993年であるのに対し、ホテルの開業は1991年となっています。また博覧会の閉幕後に取り壊される予定だった大観覧車「コスモクロック21」は、市民の存続を望む声に応えて運営することが決定。1999年によこはまコスモワールド内にリニューアルオープンし、現在の場所に移設させられています。
ここで2000年までに完成した高層ビルの一例を、年代順に並べると…
1993年 横浜銀行本店ビル
1994年 三菱重工横浜ビル
1997年 クイーンズスクエア横浜
1997年 横浜ベイホテル東急(当時のパンパシフィック横浜ベイホテル東急)
1999年 横浜メディアタワー
どのビルがどの場所にあるかが、すぐにわかりますか?もしも気になる場合は、ぜひ調べてみてください。
こうして横浜みなとみらい21の中心部ともいえるクイーン軸が形成されていきました。