パイパー・エドシックはフローレンス=ルイ・エドシックが1785年に創業した、歴史あるシャンパーニュ・メゾンのひとつです。
フローレンス=ルイの「王妃にふさわしいシャンパーニュを(reussir une cuvee digne d’une reine)」という言葉どおりに、洗練を極めたエドシックのシャンパーニュは宮廷で人気を博すようになり、当時のフランス王妃マリー・アントワネットへ献上されました。
偉大な女優マリリン・モンローもパイパー・エドシックのシャンパーニュを愛し、
「寝る時に身につけるのはシャネルの5番。毎朝欠かさないのはパイパー・エドシック。私の目覚めの1杯よ」
という言葉を残しています。
パイパー・エドシックは1991年から2019年まで、20年以上に渡って国際映画祭の最高峰カンヌ映画祭の公式サプライヤーでした。
アカデミー賞では第87回~92回(2015~2020年)の授賞セレモニーで唯一振舞われるシャンパーニュ・メゾンとして、毎年限定デザインのボトルが提供されています。
このほか、権威ある国際映画祭の数々でスポンサーをつとめており、映画芸術へのコミットメントを継続しています。
(※左の写真は、2020年アカデミー賞授賞セレモニーで提供された、マグナムボトルとなります。)(※上の写真は、2020年アカデミー賞授賞セレモニーで提供された、マグナムボトルとなります。)
映画界とのつながりのみならず、パイパー・エドシックは、毎年1月後半に豪州メルボルンで開催されるテニス4大国際大会の一つである全豪オープンの公式シャンパーニュになっています(2019~21年の3年間)。
大会開催中は期間限定のPOP-UPバーを開設し、多くの来場者にパイパー・エドシックが提供されました。
パイパー・エドシックは、モンターニュ・ド・ランス地区からコート・デ・バール地区に至る広大なブドウ畑を所有しており、その中から厳選した100あまりの畑のブドウを使用します。
ピノ・ノワールを中心に、シャルドネとムニエをブレンドし、リザーヴワインを10~15%加えることで、バランスが整い、フレッシュで上品な香りとフルーティな味わいを持つ、美しい黄金色のシャンパーニュに仕上がります。
2000年前半よりコート・デ・バール地区産のピノ・ノワールに着目することで、新たに、果実味とエレガントさをもちあわせたパイパー・エドシックのスタイルが生まれました。
醸造には畑の区画ごとに、小さいもので20HLから4100HLの様々なサイズのステンレススティールタンクを使用し、ヴィンテージごと、区画毎に保管されています。リザーヴワインも同様です。
2018年9月パイパー・エドシックの新シェフ・ド・カーヴとしてエミリアン・ブティヤが就任しました。
30代と若くして技術的な専門知識、ハイエンド シャンパーニュ メゾンでのワインメーカーとしての実績、サステイナブルなブドウ栽培への取り組み、国際的で豊かな経験など、パイパー・エドシックに必要な資質をすべて持ち合わせています。
「テロワールを尊重し、ブドウ本来のポテンシャルを存分に表現させること」という自身の信念に従い、全てのパートナーに対し、常にサステイナブルな方法でブドウを栽培することを推奨し、環境に優しい栽培方法を広めることに努めています。
また、すべての自社畑は、HVEとVDEのダブル認証を取得。ブドウ畑の周辺に低木を植えることで生態系整える取り組みや、ソーラーパネル付きの100%自動電動ロボットを導入するなどし、伝統的なワインづくりに近代技術を加えるなど、新たな取り組みに挑んでいます。
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