悠遊横浜 第一回 横浜みなとみらい21
わたしたちの横浜を象徴する、自慢のウォーターフロントです。一度は訪れていただきたい、誰もが知る定番のエリア。そして知られざる歴史と、その素顔。さらに今後の要注目スポットなど、その魅力を存分に感じる歩き方と裏話をご紹介させていただきます。

PART1 横浜みなとみらい21のシンボル、クイーン軸を歩く



JR桜木町駅の改札を出てから見上げる高さは圧巻です。

まさに横浜の顔。国内のビルで2番目となる高さ約296m。

横浜みなとみらい21を代表するエリアからご紹介しましょう。最初の目的地は、もちろん横浜ランドマークタワーです。JR桜木町駅から、動く歩道を経由するアクセス法がイチ推し。駅を降りてやや遠目で見上げた途端に、その圧倒的なスケールを実感することができるからです。そして横浜ランドマークタワーの足元にある歴史遺産がドックヤードガーデン。造船所時代の名残をほぼそのまま留めた、まさに都会の中の異空間。イベント時以外は、ノスタルジーな静寂に包まれています。衣食住のすべてがそろったショッピングエリアで、買い物をするもよし。69階のスカイガーデンへ登り、一大パノラマともいうべき眺望を楽しむもよし。展望フロアへのエレベーターは、のぼりが日本最速。くだりは未だに世界最速です。

横浜ランドマークタワーを満喫した後は、隣接するクイーンズスクエア横浜へと向かいましょう。1Fまたは地下フロアから目と鼻の先ですから、気がつけば到着しているかもしれません。やはりお薦めは、外の風景を楽しみながら散歩気分で歩くこと。3棟のビルから成り立つこの施設には、ショッピングエリアの他にコンサートホールやホテルも併設されています。ここでは建物の一部のようになっている、9のアート作品を観賞することも。そんな芸術作品を探しながら歩くのも、心地よいリフレッシュになるはずです。3つのタワーがズラリとそびえる姿は、勇壮にして壮観。横浜みなとみらい21の夜景として映し出される中で、あまりにも有名な構図です。この界隈は、特に夜景が美しいエリアでもあります。

クイーンズスクエア横浜を抜けたら、クイーン軸の奥に待ち構える臨港エリアへ。地区最大級ともいえる緑地が広がるこのあたりの住所って、じつは「みなとみらい1丁目1番地」であることを知っていましたか?潮風をいっぱいに浴びながら、のんびりとくつろいでしまいましょう。横浜ベイブリッジや鶴見つばさ橋を眺めるもよし!シーバスや客船の行き交う様子を、ぼんやりと見つめるもよし!都会の喧騒を忘れさせてくれる、まさにオアシスです。また臨港エリアだけでなく、クイーン軸と垂直に交差している「グランモール軸」へと足を延ばすルートもお勧めします。ショッピングセンターなどの開発が急ピッチで進められる、もっともホットなエリアのひとつ。この注目の地区について、次のページで詳しくご紹介していきます。