KOZLIFE

LLFK-vol01

vol.1「時間の位置」2020年3月6日

KOZLIFEでお買い物中の皆さん、こんにちは。和田健司と申します。
この度、KOZLIFEさんでエッセイの連載を始めることになりました。
KOZさんと初めてお会いしたのは2011年、今から10年程前です。僕はコンセプターという聞き慣れない仕事をしていまして、企業や製品などの企画を考えたりそれをデザインしたりする仕事をしています。平たく言うとアイデアマンのような仕事です。実は、約1年をかけて2012年にKOZLIFEのWEBサイトがリニューアルオープンしたのですが、その頃からのお付き合いで、裏方として色々と企画を起こしたり商品を開発したりしてきました。皆さんがご存知のLOVE FOOD LOVE LIFEというコンセプトやロゴデザイン、STIIKのお箸も企画段階から一緒に作り上げてきました。

日常生活からふと何か「気づくこと」って、ありますよね。僕は仕事柄、物事を斜め45度から見つつ色々な「気づき」を見つけ与えていく事を日常的にしています。例えば全然見向きもしなかった製品が、何か視点が変わるだけでぐっと魅力的に見えたり、その逆もありますね。そんな「!」な瞬間を文章や写真を通して皆様にお伝えできたらと思い、お手紙のようなエッセイを書いていこうと思います。

記念すべき第1回目は、時間のお話。

掃除の時間

僕の家族は妻と娘が2人。7歳と3歳の子なので、掃除をしても次の日にはまた元通りになる。そんな賑やかな!?生活をしています。
掃除機は長年ダイソンを使っていたのですが、そろそろ寿命も近づいたなぁと新しいモデルを検討していました。掃除機は絶対にダイソン派だったのですが友人の「ロボット掃除機にしなよ!」の猛プッシュに負け、初めてECOBACS OZMOという製品を買いました。娘達はオズモちゃんと呼んでいます(笑)。

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昔のモデルと随分違い、今のは部屋をレーザーでスキャンしてマップを作り、アプリでスケジュールやどの部屋を掃除するか全て制御できます。今までは飾っても美しいダイソンで嬉しく掃除をしていたのですが、オズモちゃんの家はソファの下に設置。毎日朝になるとノソノソと起きてきて掃除をしてくれます。吸引力も申し分ないのですが、何が一番衝撃的だったかというと『掃除の時間」自体がなくなった事。これは思っていたより衝撃的でした。
今まで掃除していた時間で他のことができる!しかも自分より掃除が上手ですし。

それからというもの、僕の頭の中には「時間ってもしかしたら今一番大事なのかもしれない。」という考えがグルグル回っています。

資源もお金も大事ですけれど、時間だけはどう頑張っても1日24時間と決まってますし。貧富や身分の差も関係なく、全ての生き物が平等に持っている物。そう考えると、ちょっとしたことで時間の縛りから解放されるヒントって身の回りに結構ありそうですよね。

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ちょっとした時間

楽そうだなぁーと思って買った靴紐。これエラスティックゴムでできていてビヨーンと伸びるんです。100均で売っているものは風合いがあまり良くないので、生成りの色味をしたものを探しました。特にハイカットは毎回結ばないといけないので、これを使い始めてからはもう元には戻れません。スリッポン化です(笑)。靴紐を結ぶ時間なんて数十秒ですけれど、この些細な積み重ねが「ふっ」と消えると、そこにどれだけのストレスが生じていたか分かるんですよね。買う時はわからないんですけれど、使っていく中でジワジワと感じてきてもう元には戻れない。そんな感覚が結構好きで、ついつい色んなものを試したくなってしまいます。

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Paper Collective

「ポスターなのに、植物!?」見た目のインパクトと写真の綺麗さもあり、発売直後から気になっていたPaper Collectiveのポスター。いいなぁ・・・とはいえ、家には観葉植物があるし、と躊躇していました。が、使ってみないと良さはわからない、ということでわが家に迎え入れました。
ただ・・・このポスター、正直飾る所に困ってしまいました。色々壁に掛けたりしてみたんですが、なんかしっくりこないんですよね。
購入したのは、大きいものと小さいものを1枚づつ。玄関先や寝室、トイレ・廊下など色々な場所を試してみて数週間、ようやく少しづつ場所が決まってきました。
大きいものはできればリビングで飾りたいと思っていたのですが、うーんどこかなぁと思って色んな場所を移動しながら、床にひとまず置いていたんです。
そんなこんなをしている内になぜか壁掛けより床に置いた方がしっくりきてしまいました。

飾る旅

使い方としては、滑らないように足にゴムシールを貼って色んな所を移動させて飾る。まさに植物を飾る感覚です。
壁に掛けてしまうとそこから動かない事が多く、結局気づいたら1年そのまんまということは良くあります。なので敢えて床置きにしてみると色々な発見があります。

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まずは「コードが隠せる」。
一般的な住宅ですと大体そうなっている事が多いのが、部屋の角にコンセントがあり結構そこから電源を取っているパターンがあります。わが家もそうなんですけれど、モデムやら色々ある箇所を、ポスターでガバッっと隠してしまう。部屋がかなりスッキリします。

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次に気づいたのは「観葉植物の飾れない場所にグリーンが飾れる」。
これはポスターなので当たり前の事ではありますが、奥行きの狭い所に飾ることができますね。出窓の僅かなスペースだったり普段グリーンを飾りにくいキッチンなど。小さいサイズ(30×40cm)の方がフットワークが軽く色んなスペースに入り込む事ができそう。奥行き5センチもあれば問題ないと思いますし、これは観葉植物にはできない事ですからキッチンなどに飾るには結構オススメです。一気に景色が変わります。

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新しい植物

こうやって使っていってわかったことなのですが、Paper Collective Green Homeシリーズ、これはポスターではないですね(笑)。
自分自身、ポスターが欲しかったのか?グリーンが欲しかったのか?と考えてみると、多分グリーンが欲しかったのかもと、それくらい。
しかも手間がいらない、世話をしなくても良く、いつでも美しい状態でいてくれる新しいジャンルの観葉植物。
水をやらなくても、ずっと部屋にいてくれる。もちろん手間を掛けて育てる本物の植物はそれで楽しみも非常に多いですが、こちらも新しい楽しみだなぁと。
なんかこうロボット掃除機的な側面をチラッと垣間見せてくれる一瞬もありつつ、おそらくこういう物に囲まれて過ごしていくと、わが家の生活の時間をミニマルに、でも有意義にしてくれる事はまだまだ出てきそうな気がしています。

時間の旅はまだまだつづく・・・・

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和田 健司 オランダDesign Academy EindhovenにてDroog Design ハイス・バッカー氏に師事、コンセプチュアルデザインを学ぶ。 同大学院修士課程修了。大手広告代理店勤務の後、2011年 “what is design?”を理念とする(株)デザインの研究所を設立。研究に基づく新たな気付きを、個人から企業まで様々な顧客に価値として提供し続けるコンセプター。