Dear Friends,
|
特集:Nathalie Du Pasquier (ナタリー・ドゥ・パスクエ)
今尚、デザイン業界の第一線で活躍を続けるNathalie Du Pasquier (ナタリー・ドゥ・パスクエ)。
彼女の手掛けてきた既成概念に捕われない革新精神から生み出されたテキスタイルデザインは、発表から30年以上の時を経た現代デザイン界でも尚、新鮮且つ斬新な魅力を放っています。
今回は、「ナタリー・ドゥ・パスクエ」の特集です。
|
|
|
|
|
【"Memphis" の一員として】
Nathalie Du Pasquier (ナタリー・ドゥ・パスクエ)といえば、その活動を共にした「Memphis (メンフィス)」というデザイングループの存在。1980年代前半にイタリア人建築家エットレ・ソットサスを中心に始まったデザイングループで、世界のデザイン・建築に多きな影響を及ぼしました。閉塞化していた当時のデザイン界におけるポストモダンの旗手として一世を風靡した彼らの作風は、デザイナーがクライアントの制約なしに作りたいものを作るとどうなるか、という自由な発想から生みだされた物で、数々の作品は30年を経た今でも刺激的です。
ナタリー・ドゥ・パスクエは、このメンフィスの創立メンバーの一人として重要な役割を果たしました。
「メンフィスの主なメンバー」
Ettore Sottsass (エットレ・ソットサス), Michele de Lucchi (ミケーレ・デ・ルッキ), Matteo Thun (マテオ・テュン), Marco Zanini (マルコ・ザニーニ), スペインから Javier Mariscal (ハビエル・マリスカル), など。日本からは磯崎新、倉俣史朗、梅田正徳らがメンフィスの展覧会等に参加しています。 |
|
|
|
|
|
|
【時代を創り、多くのデザイナーに寵愛を受けた"メンフィス"】
1981年に結成されて以来、多くのデザイナーに影響を与え続けているメンフィスの作品。
ファッションデザイナーのカール・ラガーフェルド氏もメンフィスの虜になった一人で、鋭い感覚で先端文化への造詣の深い氏はモンテカルロにあったオフィスでも多数愛用していたそうです。
このような大きな流れを追随して、大量のコピー商品が市場に出回るほどの一代ムーブメントを引き起こしました。また、横尾忠則、三宅一生等もメンフィスと交流のあった倉俣史朗氏を通して間接的な影響を受けていると公言しています。
|
|
|
|
|
|