SEIKOとは
誰しも一度は聞いたことがあるフレーズ「世界のセイコー」。
銀座和光の上に掲げられている時計が象徴でもあり、オリンピックの公式計時に採用されることなんと5回。
国産初のモデルをいくつも発表し、現在でも世界初となる革新的な機構を追求し、常に最先端にいるブランドです。
海外でも高い評価を得ており、日本国内のみならず海外にも多数のコレクターが存在しています。
国内仕様や海外逆輸入など、世界のセイコーならではの個体の違いも楽しみ方の一つです。






SEIKOの歴史

1881年:セイコーの前身「服部時計店」が創業。
1892年:時計工場「精工舎」を設立。
1913年服部時計店が日本初の腕時計「ローレル」を発表。
1951年日本最初のラジオCM(当時の精工舎の午前7時の時報)が放送される。
1953年日本最初のテレビCM(当時の精工舎の正午・午後7時の時報)が放送される。
1955年国産初の自動巻腕時計「セイコーオートマチック」が発表。
1960年「世界に挑戦する最高級の腕時計を作る」という理念のもと、グランドセイコー(GS)が発売。
1961年第二精工舎(通称:亀戸セイコー)よりキングセイコー(KS)が発売。
1964年東京オリンピック公式計時機器として採用される。同年、セイコーより国産初の手巻きクロノグラフが発売。
1965年国産初のダイバーズウォッチが発売。
1969年国産初の自動巻クロノグラフ「5スポーツ・スピードタイマー」が発売。
1969年世界初の市販クォーツ腕時計「アストロン」を発表。
1972年札幌オリンピック公式計時機器として採用される。
1983年服部時計店が「株式会社服部セイコー」に社名変更する。
1992年バルセロナ・オリンピック公式計時機器として採用される。
1994年リレハンメルオリンピック公式計時機器として採用される。
1997年「セイコー株式会社」に社名変更する。
1998年長野オリンピック公式計時機器として採用される。
2017年初代グランドセイコーの復刻モデルを発売。

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服部時計店

1881年
セイコーの前身「服部時計店」が創業。

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日本最初のテレビCM

1953年
当時の精工舎の正午・午後7時の時報。

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札幌オリンピック公式計時機器

1972年
札幌オリンピック公式計時機器として採用される。

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モデル紹介


​​​​​​​グランドセイコー


1960年に諏訪精工舎より誕生した最高級モデル。世界でも数少ない真のマニュファクチュールにしか成し得ない最高レベルの性能と洗練されたデザインを現在も造り続けています。
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​​​​​​​キングセイコー


1961年に第二精工舎(通称:亀戸セイコー)より誕生した、GSと並ぶ最高級モデル。クオーツ腕時計の普及により1975年に、わずか14年で生産終了となってしまったため、現在では入手が難しい個体も多く存在します。
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​​​​​​​ダイバーズモデル


プロフェッショナルな機構を備えたダイバーズモデル。《世界初》を冠したモデルなどが数多く登場し、メーカーの威信と挑戦が感じられます。
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クロノグラフ


より実用的で専門的な機能を備えたクロノグラフモデル。1964年の東京オリンピックを記念して誕生した手巻きクロノグラフや、世界初の自動巻クロノグラフなど、メーカーの威信と挑戦が感じられます。
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​​​​​​​スタンダードモデル(自動巻)


電池交換の必要がない。手でゼンマイを巻かなくてもいい。腕時計を使う上での「面倒くさい」が自動巻には少ないというのが最大のメリットです。手巻きよりも後年に製造されたものが多いため、より多機能で多彩な顔を持った個体が数多く存在します。
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​​​​​​​スタンダードモデル(手巻き)


セイコー初の腕時計はもちろん手巻き式。GSの源流となるクラウンや、KSのベースムーブとしても有名なクロノスなど、その後のセイコーの土台になったモデルが多数出てきます。
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モデル系統図

参考:トンボ出版・国産腕時計セイコー クラウン・クロノス・マーベル増補版
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連載ブログ:日本時計界の旗手「SEIKO」

副店長 田邉 Presents 日本時計界の旗手「SEIKO」 全13話
連載期間:2019年5月17日〜2019年5月31日