アーク溶接とは、半自動溶接やTIG溶接とは異なり、炭酸ガスやアルゴンガスなどのガスを使用せずに 『被覆アーク溶接棒(フラックスと呼ばれる、細かい粉のついた溶接棒)と溶接機だけ』で溶接を行う最も低コストで始められる溶接方法です。
溶接機も工場などで使用される200Vの電源を使用するダイヘンの交流機「BS250M」やホームセンターなどで販売 されているSUZUKIDに代表される家庭用電源100Vで使用可能な「アイマックスシリーズ」など幅広い溶接機 が販売されています。
被覆アーク溶接棒と溶接機とシンプルな組み合わせのため、DIYなどで溶接を始めたい方には入りやすい溶接方法です。
ただ「くっつけるだけ」であれば簡単ですが、美しいビード(溶接痕)で溶接するためには熟練した「職人の熟練の技」が必要になります。