商品づくりのこだわり
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サステナブルであること
「サステナブル」とは“持続可能”という意味で、多くの社会的課題を解決しながら「幸せな暮らしを次の世代につなげていく」ということです。そのためには「地球環境を守りながら経済を発展させる」ことが必要だと考えます。わたしたちムートンサステナブルは、お客様が手に取った商品が環境に悪い影響を与えないものであるか、購入いただくことで生産者の生活や環境までより良くできるものであるかを真剣に考え商品づくりをしています。
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無農薬(オーガニック)であること
18世紀後半の産業革命・農業革命以降、人々は「自然にあるものを利用して暮らす生活」から離れ、より安価な合成原料を使いはじめ、また、農作物の安定した収穫のために農薬を散布して環境に大きな負荷を与えるようにもなりました。このような生活は生態系の変化を引きおこし、土壌や海洋の汚染を深刻にしています。 また、公害病やアレルギー、アトピーなど、私たちの身体にも直接影響が現れています。
アロマオイルなどの原料に使われるハーブなどは本来 生きる力が強く、商業的な大規模栽培でなければ無農薬でも十分成長できます。無農薬の畑は土もやわらかく、植物は根を大きく成長させたくさんの栄養を吸収します。また、健康な土の中ではモグラやミミズ、微生物など多くの生きものが元気に活動でき、土壌の栄養を循環させます。これこそ環境を維持していくために最も重要な循環サイクルです。
自然の水は土や岩の隙間にゆっくり浸透し、長い年月を経て地上に湧き出てきます。汚染されていないきれいな土壌を守ることは、きれいな水を守ることにつながります。その水が私たちの体をつくります。「農薬を使ってないから体に良さそう」というイメージが先行しがちなオーガニック製品ですが、私たちムートンサステナブルは、「農薬を使っていない土の健康が大切」だという考えのもと製品づくりをしています。
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天然由来であること
ムートンサステナブルでは、化粧品やコスメ原料、アロマオイルなどの製品をお届けするにあたり、できるだけ人の肌や環境にやさしい天然由来の素材を使用します。不要な保存料や鉱物油はできるだけ排除し、安心してお使いいただける製品づくりを目指します。
もちろん天然なら安心というわけではありません。漆や山芋は天然のものですが肌がかぶれますし、牛乳も生のまま摂取すると乳酸でおなかを壊してしまう体質の人もいます。天然のものを選ぶというよりは、危険なものを避け、人にも環境にも安心でサステナブルなものを選択した結果選ばれた「天然由来」の素材を使用し、それら自然の力を生活に賢く取り入れられるような製品づくりにつとめています。 -
公正な取引(フェアトレード)
先進諸国は製品のコストを下げるために、発展途上国の人々を安い賃金で雇い、子どもたちまで働かせるという状況をつくり出してしまいました。貧富の差が拡大し十分な教育が受けられないと、人口増加、不正な森林伐採や土地利用、密猟などが起こり、食糧不足、環境汚染や生態系の破壊など地球規模の問題に発展します。
「公正な取引」=「適正な価格で継続的に購入すること」で、生産者・労働者の権利を守り、子供たちに教育を受けさせることができます。これにより得られる知識や技術の向上は、寄付などの一時的な支援とは違い、発展途上国の人々が正当な報いを受け、誇りを取り戻して自立することにつながります。私たちムートンサステナブルは、この発展途上国の自立と子供たちの未来を応援するために、フェアトレードを意識した製品づくりを推進していきます。 -
ムートンサステナブルにできること
- オーガニック農業を応援することで健康な土壌と生物圏との共生を守り、将来の水資源を守ります。
- できるだけ天然素材の原料で商品づくりを行い、人の肌や生活を潤いのある健やかなものにするお手伝いをします。
- フェアトレードの活動を推進することで、発展途上国の子供たちに教育を受ける機会を増やし自立することを助けます。
環境問題は複雑です。それらを解決しながら次世代へとつなげていくためには、一人でも多くの賛同や知恵が必要です。製品をお使いいただき、体や気持ちが潤ってちょっとした幸せを感じられたら、ぜひ、その製品の原料原産地や生産者に思いを馳せてみてください。「サステナブルな社会」とは、地球上のすべての生き物が自然の恵みを受けながらずっと生きていける社会のことだと気付きます。
そしてその気付きが環境維持・改善のきっかけになるとことを、私たちムートンサステナブルは願っています。
品質への取り組み
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生産者とのかかわり
私たちは原料を選定する際、世界各地の生産者やメーカーから原料のサンプルと、そこに含まれる成分や農薬使用の有無などの情報を取り寄せ、使用感や香りがお客様にとって心地よいものであるかはもちろん、日本国内で流通可能な安全性と安定性であるか確認しています。また、そのために原産地の風土や習慣・歴史などに理解を示し信頼関係を構築しながら、日本の厳しい品質基準を求めることも妥協せず行っています。
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製品開発
世界各地で暮らしや健康に役立てられている、私たちには馴染みのない植物たち。日本国内にも、全国的には知られていない天然原料がまだ多くあります。また、新たな技術や発見により、これまで廃棄していたものや見過ごしていたものから生活に有用な原料が生まれてきています。こうした原料を調査し、その特徴を生かした製品を独自に企画、パッケージデザインや販売促進計画までを一貫した体制で行っています。
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製造
農作物は育つ場所や天候の違いで生育に差が生じるため、まったく同じものは作れません。そして、そこから抽出される原料もまた、含まれる成分に差が出てきます。精油やフローラルウォーターなどは時間の経過とともに香りが変化してくるものもあります。私たちは、この原料の差こそ「天然の証」であると考える一方で、製品にはできるだけ差を生じさせないよう工夫して製造しています。
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トレーサビリティ
天然由来の原料を採用している私たちにとって、トレーサビリティの確保は重要な課題です。特にオーガニック原料については有機認定の有無や原産地・成分表など多岐にわたる項目を明確にしています。また、流通経路をできるだけ短縮し、製品にはロットナンバーを記載して、使用されている原料とのトレーサビリティが確保できるようにしています。
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デリバリー
環境保全の観点から過剰包装は行いません。製品の保管と出荷は、その大半をアウトソーシングに任せ、専門の協力企業で適切に行われています。また、製品は「いつ」「どこに」「どのロットナンバー」を出荷したか記録され、トレーサビリティの確保を可能にしています。
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ムートンサステナブル品質
- 世界から厳選した原料を日本国内で製造・検査している、信頼の日本品質の製品です。
- 大容量にすることで、お求めやすい価格で販売させていただいています。
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製品は、価格だけでなく環境にも寄与できる原料であることにこだわって厳選しています。
- 地球の温暖化を防ぐこと。
- 砂漠の緑化を促進させること。
- 原料原産地の地域経済向上に貢献すること。
- 児童労働など不適切な収穫や生産をされた原料を使用しないこと。
- できるだけ無農薬にこだわり土壌汚染の拡大を防止すること。
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エッセンシャルオイル(精油)
エッセンシャルオイル(精油)とは、植物の花や葉、木部、果皮、樹皮、根、種子などから抽出した天然のオイルで、香りや有効成分が高濃度に凝縮されています。植物ごとに特有の香りと効能があり、私たちの心身のバランスを整え、より豊かで素敵な生活を送る助けとして色々なシーンでお使いいただけます。
香りにはそれぞれ違った性質や働きがあります。アロマテラピー(自然療法)などでエッセンシャルオイル(精油)を使用する際はその機能を知ることも大切ですが、自分の感覚に合った香りを選ぶことも非常に大切です。好きな香りをみつけることの楽しさや、香りをかいだ時にわき起こる「気持ち」が心身に与える効果もとても重要だからです。 -
天然の香料
私たちの生活では、芳香剤、シャンプー、化粧品など、さまざまな用途で香りが使われますが、これらの香りづけには石油から作られた芳香性化学物質が使われることがほとんどです。芳香性化学物質には、ラベンダーに似た香りの「エチルアミルケトン」や、バラの香りに似た「ゲラニオール」、ゼラニウムに似た「ジフェニルオキサイド」、「桂皮アルコール」、「安息香酸」など多くの種類があります。
これらを調合した合成香料の毒性については研究データが少なく不明なことが多いものの、アレルギーの原因となるほか、ホルモン分泌にも影響を及ぼすともいわれ、さらには発ガン性も疑われています。香りは感覚や神経に直接作用するものだけに大きな不安が残ります。そうした点からも、より安心なエッセンシャルオイルがおすすめなのです。
※エッセンシャルオイルの種類によっては、肌への直接の使用や妊娠中の使用は避けるなど、気をつけるべき点もあるため事前にご確認ください。 -
「香料」という表示の中身
日本では化粧品の全成分表示が義務づけられていますが、香料については「香料」という表記のみでよいことになっています。合成香料なのか天然の香料なのか見分けられない表示です。そのため、天然の香料を使用している化粧品メーカーによっては「香料」という表記のかわりに、使用したエッセンシャルオイル(精油)の名前を表示しているところもあります。
100%植物から抽出されたものだけが「エッセンシャルオイル(精油)」と呼ばれ、何らかの混ぜものを加えたり、植物の香りに似せて人工的に作られたものとははっきり区別されます。
雑貨店などで、人工的に香り付けされたオイル(「フレグランスオイル」、「ポプリオイル」、「アロマオイル」などの名称で販売されています)も、エッセンシャルオイル(精油)と似た形で小さな瓶に入れて販売されているため、混同してしまう人もいますが、これらは通常、合成香料やアルコールなどが入っています。 -
植物を活用する知恵
植物を利用した自然療法は古くからそれぞれの地域でその自然環境に合った植物を上手に使っておこなわれてきました。
古代エジプトの人々は薬草の特性を知っていて病気の治療に利用したそうです。現在使用されている生薬の2割がこの時代にはあったとされています。また、油に薬草を浸して香りを付けた「香油」を作り、薬やマッサージ、化粧品にと幅広い用途で使用していたとか。100%天然抽出のエッセンシャルオイル(精油)とは異なりますが、その原型ともいえるでしょう。
また、日本人が冬至の日に入る「ゆず湯」。肌がスベスベになる他、冷え性やリュウマチにも効果があり、風邪の予防になるともいわれます。これらの効能は、ゆずに含まれる芳香成分(精油)の働きによるものといわれ、美容に効果的な「ビタミンC」をはじめ、皮膚に膜を作り保湿に効果的な「リモネン」、血行を促進し新陳代謝を活発にする「ピネン」、「シトラール」、「リモネン」、鎮痛・殺菌作用がある「ノミリン」などの恩恵といえます。香りのいい「ゆず湯」はリラックス効果も期待でき、まさに日本式アロマテラピー(自然療法)といえるでしょう。オーストラリアでは、高い殺菌効果で知られる「ティートリー」のエッセンシャルオイル(精油)が万能オイルとして一般家庭の救急箱に入っているそうです。すり傷や切り傷の消毒のほか、水に1~2滴垂らして「うがい」に使い風邪を予防したり口臭を抑えたりしています。また、第二次世界大戦中は、オーストラリア陸軍が消毒剤として携行したそうです。
私たちは昔から植物と共に暮らし、先人の知恵によりその恵みを有効活用してきたのです。 -
植物の育った環境を考える
それぞれのエッセンシャルオイル(精油)に、それぞれの植物が育った故郷があります。そこにはさまざまな自然環境や、国の情勢、その地域の人々の生活があります。
「いい香りだな」と感じたら、天然の香料が体に良いということ、そしてあなたがそれを購入したことで原産地にさらなる需要がもたらされ新たな苗が植えられ森となっていく…そんな自然の大きな循環の一部にあなたがなっていることも、ぜひ感じてみてください。
私たちムートンサステナブルは人にやさしい製品を紹介することを通して、持続可能な自然環境を考えるきっかけになりたいと考えています。 -
OEM
私たちムートンサステナブルは、お取引様のご要望に応じた製品開発もおこなっております。専門メーカーならではのアイデアを、オリジナル商品はもちろん、ノベルティなどに活かすことができます。納期や製造数量などお気軽にお問い合わせください。(OEM商品例:ブレンドエッセンシャルオイル/サシェ/ルームスプレー等)
また、原料の供給についてもお気軽にご相談ください。