いつ襲ってくるかわからない災害。
もしもの時に困ることが少ないよう、日頃からの備えをしておきましょう。
ストック品の賞味期限は常に確認し、ローリングストック(※)で運用していくことをおすすめします。
※食べ物や日用品を少し多めに買っておき、日常生活で消費した分を新しく買い足していくことで、常に一定量の備蓄をしておく方法
やわらかいお食事や、とろみのついたお食事しか召し上がれない場合、介護食の備蓄も大切です。
お召し上がりになる方の区分に合わせて、ストックを用意してください。
避難生活では、食べるものが決まっていたり、食べられる量が少なかったりと、栄養が偏りがち。
美味しく栄養補給ができるゼリーやスープなどを備えましょう。
避難所では、トイレに行きたくないという理由で水分補給を控える方が多いです。きちんとこまめな水分補給を意識することが大切。
緊急時のために経口補水液を準備しておくと安心。また、普通の水に粉を溶かして、電解質を摂れるものもおすすめです。
また、普通の飲料ではむせてしまう方がご家族にいる場合、必ずとろみ剤やとろみ付きの飲料、ゼリー飲料も用意してください。
レトルト介護食や食器、とろみ剤などをセットにしました。
過去の災害で重大な問題となったのが「トイレ」。
ニオイ問題、断水によりトイレが使用できなくなる、仮設トイレの衛生面が気になり、トイレが使いづらいなど、様々な問題が起こりました。
簡易トイレや防臭袋は必須です。
また、お風呂に入ることもままならない避難生活。使い捨てのからだふきをご用意することをお勧めします。
口腔ケアができなくなると、誤嚥性肺炎のリスクも高まります。
手洗い石けんも備え、衛生的な環境を極力保ちましょう。
頭を守る保護防止や、避難所での室内履きもあると便利。
むくみが出る方は、履き心地を調整できるベルトタイプがおすすめです。