戸田デザイン研究室

とことん丁寧につくられた、感性を育む知育絵本

「あいうえおえほん」をはじめ、数多くの絵本や知育玩具を製造する静岡県のメーカー「戸田デザイン研究室」。ただ遊んで学ぶだけではなく、「キレイだな」「楽しいな」という豊かな感性を育み、子どもから大人までワクワクするような商品を発表しています。素材選びからデザインまで一切妥協せず、商品1つ1つ細部まで丁寧に仕上げられています。

リビングに飾ってもステキな絵本

戸田デザイン研究室では、「日本の知育絵本の草分け」と評される絵本作家・とだこうしろう(戸田幸四郎/山形県花沢市出身/1931-2011)の作品が多く出版されています。そのどれもがロングセラーとなり、今もなお読み継がれています。

中でも1982年に出版された「あいうえおえほん」は、戸田デザイン研究室のものづくりの原点とも言える作品です。ひらがなが大きく表された絵本が無い時代に、文科省に確認を取りながら一文字一文字丁寧に書体をデザイン。ひらがなの隣のページには、わかりやすく・美しく表現されたイラストが、極限までシンプルにはっきりとしたタッチで描かれています。また、戸田デザイン研究室の絵本の特徴の1つである、白地に本のタイトルやイラストのみのシンプルな装丁。“インテリアとしてリビングに置かれてもステキな絵本”という考えのもと生み出され、以降メーカーならではのデザインとして他の作品にも採用されています。
これまでに多くの教育現場での採用や、ニューヨーク近代美術館(MoMA)をはじめ、海外でも高く評価されており、2019年にはグッドデザイン賞を受賞しています。

絵本づくりから生まれた製品

これまでにさまざまな絵本作品を発表する中で生まれた、美しい「文字」や「イラスト」の数々。戸田デザイン研究室の財産とも言えるそれらを用いて、積み木やリングカードなどの新たな商品を展開しています。


《 リングカード 》

読者の声がきっかけとなり誕生したリングカード。ひらがなやアルファベット、どうぶつなどが、オリジナルの文字とイラストで表現されています。お豆のようなフォルムは、とだこうしろうの手描きで生まれた唯一無二の形です。カードをめくって遊ぶことはもちろん、リングから外してカルタのように遊ぶことや、好きなカードをいくつか選んでリングでとめて持ち運ぶことで、お出かけ先でもお楽しみいただけます。一般的な学習カードやフラッシュカードのイメージを覆す“楽しさ”で、多くの指示を集める製品です。

《 積み木 》

岐阜県・郡上八幡の地に工場を構え、1950年代から木のおもちゃ一筋で製作を続ける職人集団・野首木工所とのコラボレーションで生まれた積み木。通常の2倍近くの版と13色もの色を使ったシルク印刷により、文字やイラストの細かなところまで美しく再現されています。無塗装天然木のブナ材を使用し、丁寧に面取り加工を施している他、小さなお子さんが口に含んでも安心な塗料(STマーク取得済み)で印刷するなど、素材や安全面にも徹底しています。額縁型の手組みの木箱に収納されているため、片付けた後もインテリアとして飾って楽しめる商品です。