村澤一晃 -Kazuteru Murasawa-

(ホームページ:http://www.matatabidesign.com/)

生活や行動のすべての中にデザインがある

村澤一晃は、これまでに国内外100以上の工場を歩き回った股旅デザイナーです。ICSカレッジオブアーツ卒業後、垂見健三デザイン事務所を経てイタリアへ留学。その後、セルジオ・カラトローニデザイン建築事務所(ミラノ)に勤め、1994年にムラサワデザインを開設します。「デザインは生活や行動のすべての中にある」を信念とし、机で図面を描くことがデザインではないことを実践しています。道を歩くとき、飛行機で移動するとき、稼動する工場を見つめるとき、誰かと会話するとき。人間のあらゆる行動の中からデザインを紡ぎだしています。
(画像出典:https://www.nipponbrand.org/honka/teachers/)

世界を股にかけ、人と人との関係から紡ぎ出されるデザインの力

「デザイナーは“堅気ではない仕事”ではなく“デザイナーは芸者だ”」と論じてた鈴木恵三氏の言葉を受け、以来、これまで歩んできた仕事を振り返り、「股旅」という言葉を当てはめています。股旅とは、博徒・芸者などが諸国を股にかけて渡り歩くこと。「北海道から九州、海外にも足を運び、現場で手を動かし、メーカーと関係を育てていく」というスタイルが、村澤氏のデザインのやり方です。デザイナーが単独で描き、簡単に造形を象ることは「デザイン」ではない。“考え、つくり、伝え、使う”という一連の流れの中に存在するということを意識し、人と人の関係から紡ぎ出される力こそが「デザイン」だと考えています。

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