ダイニングチェアの選び方 その2
「形状について」
私たちがいつも何気なく見ているダイニングチェアはそれぞれ肘があるなしや、 背もたれの形など特徴がありますがそれぞれに意味や用途があります。 今回は特におさえておくべき4点の形状についてご紹介させていただきます。 その特徴や用途を知って自分の使いたい場所に合ったダイニングチェア選びに役立ちます。
特徴的な4点の形状
肘掛け
そもそも肘掛けがあるタイプかないタイプかに大きく分かれる。そこには座った時の落ち着きやすさや、安定感に差が出てきます。大柄な人であれば肘掛けがあることによって圧迫感を感じる場合もあるでしょう。 また、その形状によってさまざまな使い⽅ができる事を是非とも知っておいてください。
丸みを帯びたR加工のされた肘。
立ち上がる時などに掴みやすく掴んだ時の違和感がすくない優しいデザイン。
立ち上がりがしやすいので高齢者の利用が特にしやすいため福祉施設や高齢者施設などにおすすめ
肘がくる部分から手にかけて10°の角度をつけて腕の安定感を実現。長時間の着座にも対応可能な親切設計。
背の形
背の形もさまざまだが背にクッションを施しているタイプや持ちやすく加工したもの、背もたれの高さなど挙げるとキリがないほどです。 使うシーンに合わせて選んでいただけるようお勧めを紹介させていただきます。
背面やフレームの角が平らであればバッグや杖をかけることができ、
着座中にも荷物が邪魔にならずスッキリと利用することができる。
背面に持ちやすいスリットが加工されており、持ち運びにも便利。
使用していない時なども考えられた設計になっている。
脚について
脚の形状や特徴について考えたことがあるでしょうか。 ダイニングチェアの脚について考えることはなかなかないとは思いますが 安定性やデザイン、床との相性などがありますので是非この機会におさえ ていただきたいです。
背面側の脚がゆるやかにR加工されており、
お子様が乱暴に扱っても倒れたりしづらく安定性があります。
真っ直ぐ落ちる脚はシャープな印象を与えてくれるため、
デザイン性に優れたかっこいいダイニングチェアです。
木製のダイニングチェアはフローリングを傷つけて利用者を困らせてしまう事がありますが、
脚カバーや緩衝材つきのチェアを選べば解決です。
収納について
個人宅のインテリアとしては不要かもしれませんが、介護用や福祉施設などで必須なのがスタッキングして収納できること。清掃の際にまとめたり、普段は収納しておいて行事やイベント時に出す事もあるかと思います。
また、スタッキングが何個まで積み重ねられるかによっても必要なスペースは変わるので、ぜひ注目していただきたいです。
⼀般的に4脚がスタッキングできれば十分でしょう。
それ以上のスタッキングはバランスを崩し、衝撃を与えたときに倒れてしまう恐れがあります。
そのため介護や福祉の施設での利用の場合は 4脚程度のスタッキング可能なダイニング チェアを選びましょう。
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