いつも目指すのは「豊かな暮らし」。 モノが揃っているから、高級食材で作った料理を食べているから、それが「豊か」なのかと言うと、そうかもしれないけど、ちょっと違うような…。私たちが目指すのはそれぞれの「心」が豊かになる暮らし。心の感じ方は千差万別、心地よいことってみんな違います。その違いを楽しみながら、自分の心地よさを少しづつ見つけていきたい。KOZを愛してくれている方は、心地よさのスタイルが似ているんじゃないかと思います。私たちと一緒に、KOZが気になった人の暮らしをちょっぴりのぞいて、豊かさのヒントを見つけてみませんか?
とっても美味しそうなお料理の投稿がずらりと並ぶ、ヘアメイク・七瀬さんのインスタグラムギャラリー。ハッシュタグ「マコズkitchen」の投稿はプロ級のお料理で興味深々です!食器や小物のセレクト、美味しそうに見せるコツなどを伺うべく、七瀬さんのお家を覗いてみました。
お恥ずかしい限りなのですが、雑多な料理が多いと思っています。
若い頃に母を亡くし、兄2人にご飯を作らないといけなかったため、割と早い段階で“せざるを得ない”状況でした。
結婚してからは、夫はコンビニのオニギリを食べると湿疹が出るくらい化学調味料が苦手だったため、大体の男子が喜ぶ「焼肉のタレで野菜を炒めた物」などを出せなくなりました。プレッシャーながら作っているだけなんです(笑)。(七瀬さん)
…せざるを得ない状況から、料理がどんどん上手くなっていったのですね!
やればできる!そんな風になりたいです…
嬉しいです!ありがとうございます。
映える料理とは無縁の独身時代から、結婚してちゃんとしないと!に変わり、夫に教えてもらって料理の「表(おもて)」がある事を知りました。(七瀬さん)
料理は見えてる所の手前を低く、奥を高く盛り付けること。 表は、見せたい面を表にして、そこから構図的に背景を作るように奥を考えます。(七瀬さん)
料理を写真に収める際は、一番見せたい料理を対角線上に配置し、ど真ん中に配置しない事を意識しています。
あとは空白をあえて作ったり、質感がある食材は近付いて撮ったりして、質感が伝わって欲しいなとシャッターを押しています(笑)。(七瀬さん)
料理には「表」がある…なるほど!と思いました。料理も表=正面を見せたいですよね。
手前を低く、奥を高く盛り付けること、一番見せたい料理を対角線上に配置、あえての空白や質感は近づいて…とすぐできるテクニックばかり。勉強になりました。
初めは夫の料理をもっと綺麗に写真に収めたいという気持ちから、彼の得意な南イタリア料理にあうカラフルなプレートから集め始めました。(七瀬さん)
私自身は料理が達者じゃないので白磁器を避けています。
ブランド等はほぼ気にして居ませんが、テーブルの色と艶に合う物を探しますね。
和食器はゴリゴリした物が好みなので、信楽焼が多いです。(七瀬さん)
難しい食材は黒い食器に。良い感じに重厚な見た目になるので、最近は黒が多いです(笑)。
幼少期から油絵をさせて貰ってたおかげで、引きの色彩感覚は若干持ち合わせているかもしれません。(七瀬さん)
KAHLER(ケーラー)のプレートが一番のお気に入りです。
フラットなので、トップに他の器が載せられて、和でも洋でも合います。下皿にもなって、本当に重宝しています。しかも割れにくいです。(七瀬さん)
KOZ椀とSTIIKもぴったりフィットが気持ちいいです。
カジュアルにも、ちょっとすました料理にも合うので本当にいろいろなシーンで使用しています。(七瀬さん)
あとはスパークリングワインを飲むときに購入したフルートが優秀だと夫が大絶賛していました。
内側の泡が綺麗に出るための傷の話は購入して初めて知りました(笑)。(七瀬さん)
※グラスメーカーはシャンパンの気泡をより美しく、中心から発生させるために、グラスの底に「煙突」と呼ばれる小さなキズをつけています。
本場・シャンパーニュ地方にある、シャンパーニュ=アルデンヌ大学ではこのグラスに刻む「傷」研究も行われているんですよ!
夫は、実は元料理人です。
数年前に過労で病気を発症してしまい、今はゆっくり休養中です。
実は、我が家は夫婦逆転で夫が奥さんの役割をしています。
全てさせるのはアレなので、朝ご飯と和食はバトンタッチして、ほぼ私が作ります。
曜日感覚の為に週に1回、日曜だけ夫がイタリアンを作る様になりました。休養中なので料理の感覚を忘れさせないために、本格的な食材をネットで輸入して少し変わった食材も使って貰ってます。(カンガルーやジビエ、少し変わったチーズ、パスタ等)
今は実家でラストスパートの休養をしているため、私は一人暮らし中ですが、そろそろ夫の作ったカチョエぺぺが食べたいですね(笑)。(七瀬さん)
※「カチョエペペ」とはチーズ、黒コショウを用いたイタリア発祥のパスタ料理。首都ローマの郷土料理としても知られており、「カルボナーラ」の原形といわれることもあります。
夫は若い頃、フラッとイタリアを流浪していたみたいで、北から南まで知識が凄くあります。新婚の頃は夫に夕飯を作るのが苦痛で苦痛でたまりませんでした(笑)。
…良く、羨ましいって言われますがいい事だけじゃないですよ(笑)。
美味しいって言われても、裏をかいてしまいますし、料理の説明が長い長い…(笑)
夫が作った時の料理写真は時間が決まっていて、一発撮りが失敗したら悲惨。本当に1分くらいしか時間をくれません(笑)。(七瀬さん)
写真に囚われて、料理が冷めたら美味しくないので写真はぱぱっと終わらせてすぐ食べます。
安い食材やありきたりな食材でも下処理をきちんとすれば同じ食材でもとても美味しくなりますよ。
必ずしも流行ってるからといって高級食材等が正解ではないと感じています。
あとは頑張りすぎない様にする事。
そういえば、電子レンジ料理はあんまりしない様にしてます。
やらなきゃいけない状況だった七瀬さん。
それがバネになり、知識豊富な料理人の旦那様と共に、美しく美味しそうなお料理を作り上げていったのですね!大変な時もあると思いますが、「美味しいものが好き」という想いがひしひしと伝わりました。
KOZが大切にしている「LOVE FOOD」。
美味しいものは人を幸せにし、笑顔にする力がある!ということを、まさに体現されていると感じました。
これからも素敵なお料理写真で私たちを楽しませてください!
【写真】七瀬
七瀬Instagram:@a.naase
料理人の方と結婚生活を送ってらっしゃる方のブログを読んで憧れていたけれど、実際に結婚したら超大変だった主婦。(なんでもいい事だけなんてありません。等身大で料理して、不味い時はディスられることも。笑い飛ばせるメンタルが必要。)本職はヘアメイク。小さい倉庫みたいなサロンを経営しています。副業はペットシッターも。目標は小さなパン屋を営む事です。
わんこ:@oyatu.a.naase ヘア:@and.setsalon