KOZLIFE

いつも目指すのは「豊かな暮らし」。 モノが揃っているから、高級食材で作った料理を食べているから、それが「豊か」なのかと言うと、そうかもしれないけど、ちょっと違うような…。私たちが目指すのはそれぞれの「心」が豊かになる暮らし。心の感じ方は千差万別、心地よいことってみんな違います。その違いを楽しみながら、自分の心地よさを少しづつ見つけていきたい。KOZを愛してくれている方は、心地よさのスタイルが似ているんじゃないかと思います。私たちと一緒に、KOZが気になった人の暮らしをちょっぴりのぞいて、豊かさのヒントを見つけてみませんか?

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【美味しいごはんと子どもがいる暮らし】
KOZスタッフ アカネの家2021年12月24日

美味しい料理とオリジナリティ溢れるお菓子。KOZの“パティシエ”アカネちゃんは最近一児の母になりました。仕事、家事、そして育児と、忙しい毎日を送っているのにいつも元気!そのパワーの源は…?!そんなアカネちゃんの暮らしを覗いてみました。

喜んでくれるのが嬉しくて

ー料理やお菓子作りを始めたきっかけを教えてください!

小学生のころから興味はあって、よく母のお手伝いをしたりしていましたが、いちばん大きかったのは中高の寮生活ですかね?週末には寮にあるキッチンで、ルームメイトやと友人と食事を作ってパーティーするのが習慣でした。(アカネ)

living_interview-vol02 デンマーク留学時代の寮。ここでパーティーしていたんですね!

誰かにお菓子を作ると、喜んでくれるのが嬉しくて。友達の誕生日やバレンタインなどイベントごとに必ず作っていました。
高校生の時には「ケーキバイキング」なんていって(デンマークの田舎町にいたので、ケーキバイキングとは程遠いのですが…笑)友達に手伝ってもらいながらケーキを6〜8個ぐらい作ったりもしましたよ。

アイシングクッキーにハマったのは、KOZでのハロウィン撮影がきっかけでした。
今考えると全然見せられるものじゃないですが(笑)、この時のくやしさをバネに独学でたくさん作って、あの時に比べたらだいぶ上達しました!(アカネ)

living_interview-vol02 最近のアイシングクッキー作品。左はハロウィンリース。右は息子くんのバースデーケーキのクッキー。芸術の域です!

贈る人を想ったバースデーケーキ

ーオリジナリティ溢れるお菓子作りについてや、KOZスタッフそれぞれに作っていたバースデーケーキのアイデアなど聞かせてください!

私のお菓子にオリジナリティがあるかと聞かれるとそんなに自信はないのですが…
作る相手の好きなものからイメージして作ることが多いです。KOZスタッフのバースデーケーキはそうでした。

みわこ店長は甘いものが苦手だからさっぱり系。
小柴シェフはチョコレートが好きだからチョコレートケーキ。
先生はアイシングクッキーが好きなので、クッキー多め。(アカネ)

living_interview-vol02 店長みわこへのバースデーケーキはさっぱりヨーグルトケーキ(KOZレシピもあります!)。見た目も爽やか! living_interview-vol02 小柴シェフにはチョコレートケーキ。オレンジの飾りがアクセント。 living_interview-vol02 先生(←編集・ユザワの愛称)にはレモンのアイシングクッキーをたくさん載せたケーキ。
アカネちゃんと同じくレモン好きなので嬉しかったです!

それこそ最近はインスタなどSNSを活用して気になるイメージを探して、良いとこどりをしたりします。あとは自分が好きなもの取り入れる傾向にあるので、大好きなレモンのお菓子は必然的に比率高めです。(アカネ)

相手を想ったバースデーケーキ。スタッフの誕生日がくる度、どんなケーキが登場するのかとても楽しみでした!相手の好きなものを取り入れて、アカネちゃんのエッセンスを加えたオンリーワンのケーキ。毎回考えるのは大変だったと思いますが、受け取った時のみんなのとても嬉しそうな笑顔が忘れられません…。

レモンとデンマークが欠かせない

ーお気に入りの料理と食器を教えてください!

たくさんあるので迷うのですが(笑)、お菓子はレモンチーズケーキ。レモンがたっぷり入ったベイクドチーズケーキです。一般的にレモン味のベイクドチーズケーキってあまりないからか、これは作るとかなり喜んでもらえます。(アカネ)

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もう一つ手抜きキャンプ飯で、気に入ってヘビロテしているのがこの名もなき料理。レタスにローストビーフ、フライドオニオンとピクルス、たまねぎのマリネをたっぷりのせて巻いて食べるんです。実はこれ、なんか美味しいローストビーフの食べ方ないか〜とキャンプで思っていたとき、デンマークのホットドックやオープンサンドからインスピレーションを受けて作りました。(アカネ)

living_interview-vol02 手抜きとは思えないクオリティ!愛息子・センくんも嬉しそうに手が…(笑)。 living_interview-vol02

お気に入りの食器はH. Skjalm P(ホ― スキャルムピー)のグレーの器。
少し重いのですが、サイズ感と色味が使いやすくてヘビロテしています。ワンプレートやパスタ、ケーキなんでもOKなんです。(アカネ)

※H. Skjalm PはKOZLIFEでの販売を終了しています。

家族の存在と前向きな気持ち

ー一児の母となってもパワフルに仕事もこなす、そのパワーの源は? 子育てとの両立で工夫していることも教えてください!

仕事も全部やりたいし、子供の成長も見逃したくない!
そんな私のわがままにより、実は子供は保育園に預けずに、フルタイムで仕事をさせてもらっています。
幸いにも我が家は夫婦共々完全テレワークです。

工夫といっても人並みですが、できるだけ朝のうちに子供のお昼ご飯の準備を済ませたり、おやつは時間があるときに作ってストックしたり。
あとは主人とお互いのミーティングや外出の日程を共有してできるだけお互いの仕事に支障が出ない様に協力しています。円滑に仕事と子どもを見る時間を進めるために、これが一番大きいなと思っています。(アカネ)

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あと、子供がいると邪魔になってしまいそうなことをうまく仕事につなげるということでしょうか。例えば撮影中も度々乱入されますが、そのおかげで良い写真が撮れたこともあります。それにferm LIVINGのキッズを取り扱うきっかけにもなりました。

子供がいることで、新しく見えることもあってそれが仕事にプラスに働くこともあるなと、「子供が家にいるから仕事ができない。進まない。」じゃなくて前向きにとらえることで、可能性が広がるかなと思っています。

パワーの源は。。。
家族の存在と眠くなったらとりあえず寝ることですかね。笑(アカネ)

好きなことを、いつも

ー豊かな暮らしのために大切にしていることは…?

「お菓子作り」「自然」「デンマーク」ですかね。
子供が生まれて、前に比べると自分に費やせる時間が減りましたが、それでも好きなお菓子作りはしたい。だから、たまには夜な夜なケーキを焼いてみたりします。無理してるんじゃ?とよく思われるのですが、多少無理してでも好きなことをやるのが、自分の性にあっているんだと思います。(アカネ)

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週末に行くキャンプや登山で自然と触れ合って、デジタルデトックスすることが気付いたら自分にとってすごく大きいことになっていました。それに子供がいつも楽しそうにしているので、より生活に欠かせなくなりましたね。(アカネ)

living_interview-vol02 HAYのハイスツール、H. Skjalm Pのエプロン、MENUのグラインダー、ferm LINVIGのプラントボックス…
お家にはデンマークのアイテムがたくさん!

あとはもちろん第2の故郷でもあるデンマーク。
コロナ禍で全然行けなくなってしまいましたが、「次いつデンマークに行けるかな?」が大学生の頃からずっと私のモチベーションですね。行くことだけじゃなくて、お家のインテリアや食器にも大好きなデンマークのものを取り入れたりして、仕事も含め、何かしらデンマークと関わりを持つことが私の精神安定剤です。笑(アカネ)

ーありがとうございました!

まわりの人たちや家族を想う気持ちと、自分が持つ想い。
どちらも大切だから、ポジティブに。
そんな前向きな気持ちがお料理やお菓子、仕事へも反映されているんだな、と思いました。

ー 「子供が家にいるから仕事ができない。進まない。」じゃなくて前向きにとらえることで、可能性が広がる ー
この言葉、子育てされている方に響いたのではないでしょうか。(同い年の子どもがいる私にはグサリと刺さりました…)それぞれ家庭で千差万別と思いますが、根本の想いは、アカネちゃんのように前向きに!心にとどめておこう、と思いました。

【写真】アカネ

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アカネ KOZスタッフ。デンマーク生活(合計7年半)で培ったデンマーク語でferm LIVINGなどのデンマークブランドをはじめ、海外ブランドのマネージャーを務める。高校生の時、Arne Jacobsenの家具に衝撃をうけたのがインテリアやデザインに興味を持ったきっかけ。お菓子作りが趣味。週末はほぼキャンプに出かけ、リフレッシュしている。