サウナの守り神

みなさんは「トントゥ」を知っていますか？
国によって、ニッセやトムテなど呼び方が異なりますが、
全て北欧で古くから親しまれており、幸せを運ぶと言われている妖精です。
森に住んでいたり、家を守ってくれたり、サンタクロースのお手伝いをしていたり、
トントゥの種類は様々で、色々な場所にいると言われています。
そんなトントゥですが、フィンランドには「サウナトントゥ」という
サウナを見守ってくれるトントゥがいるんです。
フィンランドでサウナに入る際、
「最後にトントゥが入るからキレイに使うんだよ」と子供たちは教わるんだとか。

このカレリアンソープストーンでできたサウナトントゥ、
フィンランドではサウナストーンとして、サウナストーブにおいて使われるのですが、
実はそれだけではなく、マッサージストーンとして私たちを癒してくれるんです。

いつでも手軽にマッサージ

手のひらにすっぽり収まるサイズのトントゥは、ポイントマッサージやツボ押しにぴったり。
トントゥの丸い顔はふくらはぎや太ももなど広い部分のマッサージに、
帽子部分は肩や首元のマッサージやツボ押しに。
絶妙な重さ（約200g）のトントゥは手の中で転がすのもなんだか気持ちいい。
デスクなどの上に飾っておいて、思い立ったらすぐ使える手軽さが良いですよね。

このトントゥはカレリアンソープストーンの特性を生かして、
温めたり冷やしたりして使うことができます。
温かいトントゥを使えば、体を効果的に温めながらじんわりリラックス。
夏場は冷蔵庫に常備して、冷たいトントゥでリフレッシュ。

４つのトントゥ

それぞれ異なる帽子と表情が愛らしい４つのトントゥ。
見た目で選ぶのはもちろんですが、それぞれこんな使い方もおすすめです。

【Reiska】　レイカ
帽子で足裏のツボに。帽子のツバは指の間など細かい部分に。

【Tahvo】　ターボ
とんがり帽子をつかって、頭皮マッサージやピンポイントに。

【Elli】　エリ
手のひらのマッサージや肩などピンポイントのツボ押しに。

【Lyyli】　リリー
他に比べて、全体的に丸くてなめらかな形状は、全身マッサージに。

インテリアとして飾るのもおすすめ。可愛らしいトントゥの表情に癒されます。

28億年という長い年月をかけて作られた石

ソープストーンは滑石（かっせき）と呼ばれる鉱物で、
その名の通り、すべすべと滑らかでしっとりとした質感が特徴。
そんなソープストーンの中でも、フィンランドとロシアとの国境付近にある
カレリアという湖水地方で採れるものが、HUKKAの製品に使われているカレリアンソープストーンです。

28憶年も昔、まだ地球の歴史が始まったばかりの頃に起こった地殻変動。
それによってできた巨大なエアポケットに溶岩が流れ込んだことで生成されたソープストーンが
4度の氷河期を経て地表近くで発見され、現在に至ります。
このカレリアンソープストーンは、想像ができないほど長い年月をかけ、極度に圧縮されたため
他のソープストーンよりも圧倒的に高密度で、蓄熱性に優れています。

フィンランドだけでなく、世界中にいくつものソープストーンの鉱床がありますが、
このカレリアのソープストーンが品質も埋蔵量も世界一なんです。
「28億年も前の石」と聞くと、なんだかそれだけでワクワクしてきませんか。
カレリアンソープストーンは北欧の厳しい環境にも耐えうる、神秘的な力のある石です。

温かくも冷たくもなる

他の石に比べて高密度なカレリアンソープストーン。
その高密度がゆえに、保温・保冷効果が長く持続します。
例えば他のソープストーンにも、もちろん蓄熱性はあるのですが、
温度を長時間持続させるという性質があるのは、カレリアンソープストーンだけ。
熱湯をかけて、たった10秒待つだけで、約10分間の保温力があるんです。

【温めて使う場合】
耐熱ボウルにストーンをいれて、ストーンがしっかりつかるぐらい沸騰したお湯をかけます。
しばらくして、手で触れられるぐらいの温度になったら取り出して使用します。
湯船の中にしばらくつけて、お風呂ついでにマッサージもOK。
ただ、湯船の温度ではそんなに温まらないため、しっかり温めたいなら上記の方法がおすすめです。

【冷やして使う場合】
冷蔵庫の中に入れておくだけでOK。
冷たすぎる場合は適切な温度になってからご使用ください。
肌に負担がかかるため、冷凍庫のご使用はお控えください

※保温・保冷の持続時間は使用環境によって異なります。
※ご使用前に必ず付属の取り扱い説明書をご一読の上、正しくご使用ください。

汚れにくく、お手入れも楽々

マッサージをする際は、ボディーローションやオイルを一緒に使用するのがおすすめ。
滑りが良くなり、お肌にも優しいですよ。

ただ、オイルなどを使うと気になるのが汚れ。
使うたびにオイルがしみ込んでしまいそうな気がしますが、ご安心ください。
カレリアンソープストーンは高密度なため、オイルや皮脂汚れが浸透しにくいんです。
あとは、気になった時に普通に中性洗剤を使って洗えばOK。
食洗器もご利用いただけますよ。

カレリアンソープストーンは使っていくうちに、チャコールグレーの様に濃い色に変わっていきます。

カレリアンソープストーンは主にミネラルと鉄分から成る100％天然素材。
そのため色味や模様の出方には個体差があります。
また、このソープストーンは比較的やわらかいため、傷がつきやすいという特性があります。
そのため小さな傷がある場合がございますが、予めご了承ください。

持続可能なモノづくり

もともとフィンランドでは、その耐熱性と蓄熱性から、
暖炉の材質として使用されているカレリアンソープストーン。
その暖炉は朝数時間火をつけて、そのあと火を消しても1日中家を暖めてくれると言われるほど。
そんな質の良いカレリアンソープストーンを無駄にしないためHUKKAは、
暖炉を生産する際にでる端材を使用して様々な製品を作っています。
しかも高密度なカレリアンソープストーンは耐久性にも優れていて、
使用している間に目減りするようなこともないため、半永久的に使うことができるんです。
そう、実はこの石を使ったHUKKAの製品はサスティナブルでもあるんです。

HUKKAのサスティナビリティはそれだけでなく、
まずカレリアンソープストーンは100％地熱で形成されたため、
現在でも二酸化炭素の排出量は実質的にゼロ。
それに大きな石は地中深くから採掘されたと思われがちですが、
実際は地表に出ている部分を使用しているため、無駄なエネルギーを使用していません。
さらに就業率の低い地域にある採掘場と工場では雇用を生み出していたりと、
製品そのものだけでなく、それにまつわる全てに対して
持続可能な環境をつくりだす努力をしているんです。

ちなみに「HUKKA」はフィンランド語で狼。
狼の遠吠えが聞こえるほどの深い森と、目の前に広がる青い湖。
そんな自然の恵みからインスピレーションを受けて
素材とともに、いつの時代も長く使い続けられるプロダクトデザインをしています。