名建築家の哲学を抱きしめて

デンマークを代表する建築家 Jørn Utzon（ヨーン・ウッツォン）と
Ferm Living のコラボレーションコレクションが入荷しました。

ウッツォンといえば、シドニー・オペラハウスをはじめ
さまざまな建造物やデザインを世界中に残している人物ですが、
そんな彼とFerm Living のコラボとは？と興奮しつつ、届いたプロダクトを見てさらに興奮！
かっこよさと哀愁、そしてモダンな雰囲気を醸しだす、素晴らしいデザインばかりでした。

Vuelo Cushion（ブエロ クッション）は、ラフに描かれた鳥のスケッチがポイント。
スペイン語で「飛行」を意味する言葉が名前につけられています。
羽ばたきの躍動感と風の流れを感じる自然の姿、素敵ですよね。
自然の形に対するウッツォンの芸術的感受性に敬意を表しているのです。

刺繍がみせるデザインの奥行き

ウッツォンのアーカイブから見つかった鳥のスケッチを、刺繍で再現しています。
この鳥は、ウッツォン自身が岩の上に留まる鳥の姿を観察し描いたもので、
マヨルカ島の住宅のモジュール構成にインスピレーションをもたらしました。

シャンブレーのコットンリネン生地の風合いと、施された繊細な刺繍がベストマッチ。
デザインに奥行きと自由な空気感を与えています。

クッションカバーの裏面は無地です。

Ferm Living x Utzon – Can Lis Collection

ファームリビング×ウッツォン - カンリス・コレクションは、
ウッツォンの作品の単なる再解釈ではなく、
ウッツォンとの対話であり、彼の夢想家的精神、自然への畏敬の念、
そしてデザインの変容力への探求です。

ウッツォンがマヨルカ島に建てた Can Lis（カン・リス）という家をテーマにしており、
建築と場所の関係を探求し、従来の枠を超えた作品を残した建築家に敬意を表しました。
彼の家である Can Lis のデザインは、自然素材の持つ素朴な温もりに深く根ざしています。
ここでは、石、木、光の相互作用が永続的なデザインの聖域を形成しており、
これらのディテールが瞑想、触感、静かで洗練されたストーリーをつくり上げているのです。

このコラボレーションは、建築の原理を現代的なデザインに変えるという共通のビジョンのもと、
ウッツォンの遺産を保存するための文化機関、ウッツォン・センターと手を取り合い実現しました。
彼の作品にまつわるクラフトと目的の物語を、コレクションの各作品が物語っています。

Ferm Living

2006年にデンマーク、オーフスで誕生した Ferm Living(ファーム リビング)。
わずか10種類の壁紙からはじまったこのブランドは、年々世界中から熱い支持を集め、
現在では家具、照明、ファブリック、キッチン用品など、
家にまつわるすべてアイテムのデザインを手掛けるトータルインテリアブランドになりました。
北欧の思想、グローバルな技術や伝統、サスティナブルなものづくりを組み合わせた唯一無二のデザインは
日本でもファンが多く、人々を魅了し続けています。
今の北欧を代表するブランドとして、Ferm Living はこれから先も世界中の人々の
「快適で自分らしいライフスタイル」のすぐそばに在り続けることでしょう。

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