
レンズフィルターの基本その1 | フィルターをレンズに装着する方法 |
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① レンズとフィルターの口径サイズを確認
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レンズの口径サイズを確認カメラレンズ前面か側面、もしくはレンズキャップの裏側に◯◯mm、Φ◯◯mm、Φ◯◯と記載してる数字をご確認下さい。この数字がお手持ちのレンズのフィルターサイズとなります。 例:58mm、Φ58mm、Φ58 |
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フィルターパッケージの口径サイズを確認パッケージ右上、もしくは右下に記載されている数字がフィルターサイズとなりますので、ご購入の際は、ご使用レンズの口径サイズと同じかご確認下さい。 |
② フィルターをレンズに装着
フィルターの上下を確認してねじ込む
フィルター下部のスクリュー溝がある方をレンズ側に向け時計回りに止まるまで回し入れます。
フィルター取り付けの際は以下の点にご注意ください
![]() ガラス面に触れない |
![]() 無理に斜めに回し入れない |
![]() 過度に締め込み過ぎない |
動画でレンズフィルターの使い方を見る
レンズフィルターの基本その2 | フィルターのメンテナンス方法 |
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レンズ(フィルター)の汚れを拭くのに、ティッシュペーパーやハンカチを使うのはおすすめではありません。専用のレンズクリーニングクロスやプロアーブラシ、エアーダスター、クリーニング液などを用意します。あらかじめ必要な物をセットした「レンズクリーニングセット」を用意するのもいいでしょう。
日常のお手入れ
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レンズについたホコリなどをエアブロアーで吹き飛ばします。レンズ面を下に向けておくと飛ばしたホコリが再付着するのを防ぐことができます。 |
汚れがひどい時
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汚れがひどい場合には、クリーニングクロスで「から拭き」ではなく、クリーニング液を使います。クリーニング液は少量をあらかじめクリーニングクロスにつけるようにし、直接フィルター等につけないようにします。 フィルター面は中心から円を描くように外側に向かって拭いていきます。常にクロスのきれいな面で拭くように心がけます。必要に応じて「から拭き」して仕上げるとよいでしょう。 |
フィルター清掃の際は以下の点にご注意ください
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フィルターの清掃をする場合、水や洗剤は決して使用しないでください。 ※使用しない場合は、ホコリの付着やキズを防ぐために、フィルターケースに収納してください。 |
動画でレンズフィルターのメンテナンス方法を見る
レンズフィルターの基本その3 | 太陽と被写体の角度について(PLフィルター) |
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風景撮影の場合
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青空を配した風景で色彩コントラストを高める撮影では太陽の位置が重要です。 |
水面の撮影の場合
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水面やガラス面の反射を取り除く撮影では斜めの位置から撮影するのが効果的(平面に対して30〜40度の時が最も効果的)。 |
太陽との位置(角度)とフィルター枠の三角形マークの使い方
太陽の位置(角度)は午前〜午後にかけて変化しますので、フィルター枠の三角形マークを太陽の方向に合わせて回転させてご使用ください。 フィルター枠を回転させると強〜弱への効果が確認いただけます。お好みの位置でご使用ください。 |
レンズフィルターの基本その4 | PLフィルターのテクニック |
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タテヨコを変える時はPLフィルターも90度回して効果を確認する
PL効果が出ている状態のフレーミングをヨコからタテなどに90度回転させるとPL効果は失われます。タテヨコを変えた時は、前部リングも90度回転させましょう。
雨や曇りの日も反射除去に対して効果あり
PLフィルターは晴天の時だけではなく雨や曇りでも効果があります。特に雨の日は紅葉がより鮮やかになり、PLフィルターで表面の反射を除去すると潤いのある美しい写真になります。
シャッタースピードの低下によるブレに気をつける
PLフィルターを装着するとシャッタースピードが2段分ほど遅くなります。
被写体が風で揺れていたり、手持ちで撮るとブレやすいので常にブレに対する意識を持ちましょう。
PLフィルターの劣化に注意
PLフィルターは構造上、劣化を伴います。劣化すると本来のグレーではなく、赤みなどがかかってしまい写真に色味がつくことがあります。
シビアな作品づくりを求めるなら4〜5年で買い換えることをおすすめします。