江戸時代から続く伝統製法で食材のもち味を最大限に引き出す
黄金に輝くカビ付きの本枯節。一流の専属職人がその場で最高の仕事し、6ヵ月以上の手間をかけて出来上がります。カビ付け天日干しを繰り返し、乾燥させて完成するのが本枯節です。
江戸時代、かつお節は土佐(現在の高知県)、薩摩(現在の鹿児島県)、紀州(現在の和歌山県)から船で江戸へ運ばれていました。
輸送中にカビが生じ、日に干して食べたところ、美味しいことがわかり、以来、江戸ではカビ付きのかつお節が一般になったといわれています。
その鰹節からとったお出汁は美しい黄金色に輝く最高峰。先人が築き上げた本枯節は熟成を繰り返し発酵食品となり、健康食としてもいつの世も我々のそばにいます。
節を割った時の輝く宝石のようなルビー色。出汁をひいて口に含んだ時の香り高さ。和食の代表的調味料である鰹節はその存在すら控えめながら、食材の魅力を最大限引き出すことの出来る調味料の王者です。
四年に一度のみ開かれる日本鰹節協会主催の「全国鰹節品評会」で最高の栄誉である「農林水産大臣賞」に輝いたカネニニシの鰹節。手作業の昔ながらの製法を守りながら、皆様に美味しい笑顔となっていただけるように妥協をせず、鰹節作りに励んでおります。
昭和初期から80年以上鰹節を作り続ける
職人集団が手がける至極の鰹節
こだわりの製法鹿児島県近海で
一本釣りされた新鮮な最高級かつお。
そのかつおで作った
本枯鰹節の中でも最高級の鰹節は、
海のものと山のものをかけ合わせた
大自然を味わえる食材です。
荒節は海と山による
ダイレクトな大自然の味わい、
本枯節は海・山・微生物などによる
繊細な優しい地球の
贈り物といえるでしょう。
燻してる木材やチップも吟味を重ね、
すべて鹿児島県産の樫や
クヌギなど堅木と呼ばれる
硬い木の薪を使用。
長時間強い火力をキープすることで
薫香は素晴らしく、
食欲をそそります。
数週間もの間、
燻製を繰り返す食材は
鰹節以外には存在しません。
本枯節は10日ほどで火を止め、
カビ付けの工程へと進みますが、
荒節は2~3週間じっくりと薫製させます。
この特別な薫香をたっぷり浴びた荒節は
まさに「薫製の王者」です。
鰹節をもっと身近な存在に
ひと手間かけて削った鰹節の魅力は
なんとっても豊かな風味と香り
削りたての鰹節は
それぞれ味に個性があり、
ご飯の上にそのままふわっと乗せたり、
削りたての鰹節で作ったお味噌汁をすすれば
心まで暖かくなるよう。
子供たちも
思わずニッコリ笑顔になる食体験を
大切にしたいと思っています。