毎年憂鬱な気持ちになってしまう梅雨。
しとしと降る雨にじめじめとした気温。洗濯物も乾きにくく、家事が思うように進まない…。
なんとなくやる気も起きず気分も沈みがちになってしまう…。
そんな季節だからこそ、少しでもリラックスして気持ちが前向きになるように、
お部屋の心地よさに注目してみましょう。
今回は梅雨の時期にこそおススメしたい、無垢材の家具の魅力についてご紹介します。
無垢材とは、天然の木から切り出した一枚板や集成材のことを指します。
合板やプリント合板とは異なり、木が持つ本来の質感や温かみを感じられるのが特徴です。
そして何より無垢材は「呼吸する素材」と言われています。
湿度が高い梅雨の季節には、無垢材が空気中の水分を吸収し、乾燥する季節には水分を放出します。
このような現象を「調湿効果」といい、この調湿効果によって室内の湿度を自然に調整してくれるので、
じめじめとした不快感を軽減する効果が期待できるのです。
湿気が多い時期、合板のフローリングや家具は表面がべたついたり湿気を吸ってなんとなく重く感じることはありませんか?
無垢材の家具は、先ほどお伝えした「調湿効果」によってこのような不快感を和らげてくれます。
例えば無垢材のデスクやテーブルは、肌が触れた時のベタつきが少なく、じめじめした日でもさらりとした感触を保つため快適です。
大切な書類やプリントなどがくっついてしまうイライラも軽減されるので、お勉強タイムも集中力を欠くことなくスムーズ。
無垢材のチェストや収納家具は、大切な衣類や書類などを湿気から守ってくれる効果も期待できます。
無垢材の家具の魅力は、その機能性だけではありません。
使えば使うほどに色合いや風合いに深みが増す「経年変化」を楽しめるのも大きな魅力です。
時間と共に変化し成熟していく無垢材の家具は、住む人の歴史に寄り添い共に歩み続けます。
一緒に過ごすことで、無垢材の家具は少しずつ表情を変えていくことでしょう。
そんな変化を楽しみながら長く大切に使い続けることができるのも、無垢材の家具ならではの魅力と言えるでしょう。
無垢材の仕上げには様々な方法がありますが、今回特におすすめしたいのが「オイル塗装」です。
オイル塗装は、植物性の自然塗料などを木材の内部に浸透させる仕上げ方法です。
そうすることで、木の呼吸を妨げないので無垢材本来の調湿効果を最大限に活かすことができます。
また、オイル塗装は木の質感をそのまま感じることができるため、使い込めば使い込むほど深みのある色合いに変化していきます。
傷や汚れも、サンドペーパーで研磨してオイルを塗り直すことで自分でメンテンナンスすることができます。
オイル塗装の無垢材の家具は、定期的にお手入れをすることでより長く美しい状態を保つことができます。
普段は乾いた布で拭く程度で充分ですが、乾燥が気になるときやより長く良い状態をキープしたい場合は、専用のオイルを塗布してください。
オイルを塗ることで木に栄養を与え、撥水効果を高めることが出来ます。
梅雨の時期、もしも気になる箇所が出てきたら、丁寧にメンテンナンスすることでより愛着を深める良い機会になるでしょう。
貴重な梅雨の晴れ間にお手入れをすれば、気持ちも晴れ晴れとするかもしれませんね。
じめじめとした梅雨の時期だからこそ、無垢材の家具がもたらす快適さや温もりは、私たちの暮らしを豊かに彩ってくれます。
オイル塗装仕上げの無垢材であれば、その調湿効果でさらに快適さを実感できるのではないでしょうか。
もし無垢材の家具に興味が出たのなら、その質感や温もりを体験してみてください。
オイル塗装ならではのしっとりとした質感が心地よく、わずらわしく感じる梅雨の季節も心穏やかに過ごせるかもしれません。