片付け簡単&安心感◎!リビング学習のススメ

はじめに

「リビング学習」という言葉を聞いたことがありませんか?
お子さまが自分の部屋ではなく、家族が集まるリビングやダイニングなどで学習するスタイルのことで、 子どもにとっても親にとってもメリットの多い学習方法です。

リビング学習のメリット

・親の気配を感じられる安心感
勉強中にわからないことがあった時にすぐに親に質問できるのはお子さまの大きな安心感に繋がります。
常にそばで付きっきりにならなくても、親の気配を感じられるだけでお子さまは安心して学習に取り組めるでしょう。

・孤独感を防ぐ
ひとりで部屋にこもって勉強するのに比べ、リビング学習は家族の存在を感じながら学習することができます。
適度な会話や生活音はお子さまにとって程よい刺激となり孤独感を和らげてくれます。

・自然なコミュニケーション
学習の合間にちょっとした会話が生まれたり、大人がアドバイスをしたりするのも自然にできます。普段は話してくれないことも話してくれる機会がうまれることも…。
このようなコミュニケーションを通じて親子の信頼関係もますます深まります。

・欲しいものがすぐに手に取れる
リビングに学習スペースがあることで、わざわざ自分の部屋に必要な学習道具を取りに行く必要がなく、欲しいものがすぐに手に取ることができます。
そのため、最後まで学習に集中して取り組むことができます。

・片付けがしやすい
学習が終わったあとも、わざわざ自分の部屋に学習道具を置きに行く必要がなく、すぐに片付けることができます。

このように、リビング学習にはお子さまだけでなく親にもメリットがたくさんあることが分かります。

リビング学習で気を付けたいこと

様々な効果が期待できるリビング学習ですが、気を付けなければいけない事もあります。
把握しておくことで、より快適なリビング学習の環境づくりに役立てることができます。

・集中できないことがある
テレビの音、家族の会話、来客などリビングでは様々な音や動きがあります。
集中力が散漫になりやすいお子さまの場合、これらの刺激が強すぎて学習に集中できない可能性があります。

・プレッシャーを感じてしまう
親が常に近くにいることで、お子さまがプレッシャーを感じてしまったり「見られている」という意識が強く働きリラックスして学習に取り組めなくなることもあります。

・生活感が出やすい
学習用品が常にリビングにある状態になるため、生活感が出てしまうことを気にする方もいらっしゃるかもしれません。

・スペースの確保が難しい場合がある
リビングの広さや兄弟姉妹の人数などにより、リビングにそれぞれが快適に学習できるスペースを確保するのが難しい場合があります。

以上の事が挙げられます。
これらの点を理解した上で、ご家庭の状況やお子さまの性格に合わせてリビング学習の取り入れを工夫することが大切です。
「集中できる時間帯を作る」「家族が静かにする時間を作る」「ひとりになるタイミングを作る」「片付けを促す」など家族に負担のないような対策を心掛けましょう。

リビング学習をより快適にするために

・学習環境を整える
「照明を明るくする」「姿勢が悪くならないように工夫する」など学習しやすい環境を整えましょう。

・ルールを決める
学習時間や休憩時間、片付けのルールなどを家族で話し合って、「家族みんなが快適に過ごせる」ように配慮しましょう。

・メリハリをつける
学習時間や休憩時間をしっかりと分けて、集中して学習に取り組めるようにしましょう。

最後に

リビング学習は、お子さまの成長をサポートすることにより親子の時間を大切にすることができる素敵な学習スタイルです。
家族で相談しながら、無理のない範囲でご家庭に取り入れてみてはいかがでしょうか?