スタンダードチェア 歴史

 
1934年 Chaise No.4
材:折り曲げ薄鋼板、鋼管、成型合板
1935年よりアトリエジャンプルーヴェにて発売開始
1941年 Chaise en bois
材:無垢材、成型合板
第二次世界大戦による金属不足のなか、木を使ったモデルを発表。
スチール製の脚に比べて耐久性が低く、細を使った接合などで強度の改良を重ねている。
結果、後に発表されるタイプの後ろ脚の完成度が高まることになった。
1947年 Chaise bois Demontable
材:折り曲げ薄鋼材、成型合板
金属不足が続く一方、一般家庭で家具の需要が拡大していた戦後期に大量輸送することを踏まえてデザインされた組み立て式のモデル。
接合部は金属のパーツ、その他は木製部分による組み立て式を実現。
1950年 Chaise Demontable
材:折り曲げ薄鋼材、成型合板
木と鉄のフレームを使用した新たな椅子の開発を進めるなかで、専門的な知識をもたずとも説明書のみで組み立てられるモデルへと発展。
アフリカへの納品もふまえ、耐久性のあるスチール製フレームへと変化した。
1950年 Chaise Sandard
材:折り曲げ薄鋼材、鋼管、成型合板
「No.4」以来、研究がつづけられた象徴的な椅子は、1950年にスタンダードの名を冠することに構造へのあくなき挑戦や、パーツごとの素材研究などを重ね、1969年までギャラリーステフシモンで一般販売された。