目には見えなくても「老化」が始まってるかも?
犬の老化と見た目に表れる
老化のサイン
中高齢期・高齢期とは「体の機能が低下する時期」であるが、その変化(老化)は急には起こらず、目に見えないところで徐々に進行する。そのため、中高齢期の初期は飼い主でもその変化に気付かないことが多い。 中高齢期の早い段階からケアしてあげることが大切である。
目には見えなくても「老化」が始まってるかも?
中高齢期・高齢期とは「体の機能が低下する時期」であるが、その変化(老化)は急には起こらず、目に見えないところで徐々に進行する。そのため、中高齢期の初期は飼い主でもその変化に気付かないことが多い。 中高齢期の早い段階からケアしてあげることが大切である。
中高齢期・高齢期についての明確な定義はないが、一般的に寿命の約2分の1をすぎると中高齢期、約3分の2をすぎると高齢期とみなす。
中高齢期・高齢期の始まる時期は犬と猫で異なり、また犬はサイズによっても異なる。
犬の老化は2段階に分けて考える必要があります。
第1段階が始まるのは小型犬8歳、中型犬7歳、大型犬5歳ごろです。
元気そうであっても、目には見えないところで内臓機能の低下などの老化が進んでいます。
この第1段階と第2段階のあいだに、心臓疾患の発生率が約3倍、腎臓疾患の発生率は約2倍に増加します。第2段階は、老化が加速して、目に見える変化が多くなってきます。
老化の影響をできるだけおさえるためには、見た目で判断せずに早めの対策が必要です。
加齢による体の変化には、活性酸素が大きく関わっている。
活性酸素はストレスや紫外線、環境汚染物質などにより体内で発生し、その強い酸化力で細胞や遺伝子(DNA)などを傷つける。
活性酸素が細胞やDNAにダメージを与えることで、体の代謝機能や組織再生力の低下が起こり、体に様々な変化が起こる。
活性酸素のダメージなどが原因で、中・高齢期になると次のような様々な身体の変化がみられる。
●腎臓や心臓、脳など、身体の各組織の機能が低下
●筋肉量の低下(サルコペニア)
●歯周病の進行により、歯のトラブルが増加
●関節軟骨が摩耗して、関節疾患が発症しやすくなる
●嗅覚の低下
犬では次のような報告がある。
●8歳をこえる犬の85% に歯周病等の歯のトラブル(Kyllar M, 2005)
●15~16歳の犬の68%に認知機能障害にともなう行動の変化(Neilson J. C, 2001)
●15歳をこえる犬の約10%以上に慢性関節病(Adams LG, 1995)
また小型犬では、老化にともない心臓病のリスクが高くなる。
●5~8歳の犬の10%、9~12歳の犬の20~25%、13歳以上の犬の30~35%に心臓病(Detweiler 1968)
活性酸素が老化の一因であり、若いころであれば体内でこれに対抗する酵素を作ることができるが、中・高齢期に入るとその働きが低下する。
そこで、抗酸化成分であるビタミンEやC、ルテイン、タウリン、ポリフェノール、β-カロテン、リコピン等を食事で補うことにより、活性酸素によるダメージを抑えることができる。
このほかにも、加齢による様々な変化に配慮された食事を与えることで、中・高齢期の犬と猫がより長く健康な状態を保つことができる。
●活性酸素によるダメージを軽減:抗酸化成分 ビタミンC ビタミンE ルテイン タウリン β-カロテン リコピン ポリフェノール
●腎臓のダメージを軽減:ンを制限
●筋肉維持:タンパク質 ロイシン
●関節軟骨の栄養:グルコサミンおよび コンドロイチン硫酸
●関節の痛みを軽減:EPA/DHA
●形成(歯石形成の軽減):ポリリン酸ナトリウム
●脳の健康維持:トリプトファン
中高齢期の犬には、栄養素の量やバランス、食べやすいキブル(粒)など、老化の進行に伴うさまざまな身体の変化に配慮したフードが必要です。
ロイヤルカナンでは、老化の第1段階からの健康維持に配慮した専用の製品をご用意しています。
超小型犬8歳~/小型犬8歳~/中型犬7歳~/大型犬5歳~
超小型犬12歳~/小型犬12歳~/中型犬10歳~/大型犬8歳~
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当店取り扱いのロイヤルカナン・ユーカヌバ製品は、すべて正規代理店より仕入れ販売を行っております。