TEXTURE
高級素材のカシミアは
カシミヤゴート1頭から約125グラムの下毛しか調達できません。
しかし1つのマフラーを製造するのに必要なのは、ゴート約1頭分。とても貴重ですね。
ジョンストンズでは、収穫された原毛の状態で購入し、
繊細な下毛だけを選別するための選毛を工場にて行っています。
カシミアの原毛は通常、選毛された状態で一般的に売買されますが、
ジョンストンズはこの選毛作業を今なお自社にて行い、
原毛から製品までの一貫工程を一ヶ所で行う、
とても珍しい手法を取りながらアイテムを製造しています。
PROCESS
染色
製品を製造する際の染色方法は、大きく分けて3種類。
トップダイド(原毛を染める)、ヤーンダイド(糸を染める)、ガーメントダイド(製品を染める)です。
ジョンストンズでは上記のうち、特別な場合を除きトップダイドで染色をしています。
紡績
染められた原毛はフェルト状で繊維がもつれ合った状態になっています。
これらをほぐし、糸にするためローラーに釘が付けられた機械で梳く、カーディングのプロセスに入ります。
糸は最終用途によって撚られる回数も異なります。
また、これらの工程を通し、自動的に品質と形状がチェックされます。
織り
織りは、縦糸に横糸を水平に横切りながら挿入していく作業で、決められた図案に基づいて横糸を配置していきます。
織機は平織り、ジャガード織りなどといった色柄により使い分けられています。
仕上げ
まず洗いをかけ、余計な脂分や汚れを取り除きます。丁寧に洗われた後は、幅を保つため、
幅だし装置で乾燥されながらローラーを通過します。
その後、カットや最終プレスなどを経て商品となり、あなたのお手元へ。