梨の名産地として知られる新潟市南区(旧白根市)大郷にあるヤマヨ果樹園。
お取り扱いを始めてから二十余年。今年もヤマヨ果樹園さんで素晴らしい和梨が収穫されました。
当店では、ヤマヨ果樹園さんが育て上げたこだわりの逸品を、品種ごとの収穫時期に併せ旬の和梨をお届けします。

スケジュール






取扱品種のご案内

  • 南水
    長野県で誕生した赤梨で、1990年に品種登録されました。
    やや扁円な形をしていて、果実の大きさは350gほどの中玉。
    果皮は茶褐色をしていて、果皮は滑らかでとても綺麗な外観をしています。
    南水の特徴は、なんといっても高い糖度。
    幸水の平均糖度12~13度に対し、南水の糖度は14~15度にもなるので、どれだけ甘い梨の品種か分かります。
    優れた糖度とやわらかい果肉がみずみずしく、その上、日持ちも良いので贈り物としても喜ばれる梨の一つです。
  • 新高
    「幸水」や「豊水」に次いで生産量の多い赤梨。
    第一の特徴は大型の果実で、その大きさは800gから1㎏を超えるものもあります。
    果肉は白色緻密でやわらかめ。
    甘みが多くて酸味が少なく、香気に富む高品質な梨です。
    大きくて見栄えが良いので贈り物にもぴったりな品種です。
    日持ちも良く、冷蔵庫などで保存すれば1カ月程度保存ができます。
    新興
    新潟県で育成された晩生種の赤梨。日本梨の中では最も遅い時期に収穫されます。
    果実の大きさは400gから500g程と比較的大きめ。
    果肉はシャキシャキとした食感があり、果汁は非常に多く、程よい甘さと柔らかい酸味が特徴。
    日持ちが良いのも特徴で、涼しい所に置いておけば1カ月程度は保蔵できます。
    梨は、日本で栽培される果物の中でも歴史が古く、弥生時代にはすでに食べられていたそうです。
    また、日本書紀にも栽培の記述が残っており、江戸時代には品種が大きく増加し、19世紀後半には150種以上もあったとか。
    現在のような甘味が強く果肉のやわらかい梨は、明治以降に発見されたものや種改良されたものです。
    大きく大別すると果皮の色で2つのタイプに分類されます。
    幸水や新高梨に代表される皮の色が黄褐色の「赤梨」系と、二十世紀梨や菊水に代表される皮が淡黄緑色の「青梨」系です。
    青梨系は二十世紀梨が一世を風靡しましたが、その後は数が減り、現在では幸水や豊水など赤梨系が大半を占めるようになっています。

    • 赤梨

    • 青梨
    梨の果肉がシャリシャリしているのは、ペントザンやリグニンという成分からできた石細胞というかたい組織が含まれているためですが、この石細胞とはリグニンなどの植物繊維によって細胞を包む壁が固くなり、食べた時にそんな食感を舌に感じさせています。
    また、赤梨は成熟すると果皮にザラザラの斑点が目立ちますが、これは水分を果実に閉じ込めておくためのコルクの役割をしています。
    • 梨の甘味は冷蔵庫で冷やすとより甘味が強くなり美味しくなります。
      しかし、冷やしすぎるとあまり甘味を感じなくなってしまうため、食べる1~2時間ほど前に冷蔵庫にうつして食べるようにすると、より美味しくいただけます。
      また、梨は皮に近いほど甘く、特に梨のお尻付近の皮に近い部分が最も甘い部分になりますので、梨を食べる際には、なるべく皮を薄く剥いだ方が美味しく食べられます。
    梨の約90%は水分で、残りは食物繊維やアミノ酸などで構成されています。
    梨に含まれているソルビドールは、ブドウ糖と比べて体への吸収が穏やかで、便通を良くする効果があると言われています。
    また、梨の成分の一種であるカリウムは、ナトリウムを追い出す作用があり、血液をサラサラにし、血圧を下げる作用があります。