<千曲屋の品質へのこだわり>
●原卵〜スケトウダラの真子のみを使用

千曲屋のこだわりは、まず原料の仕入れから始まります。ロシア産とアメリカ産の原料をそれぞれ直接現地に赴き、熟練したテクニシャンが吟味し買い付けします。原卵は、明太子に一番適していると言われているスケトウダラの成熟した卵巣、「真子」のみを使用しています。真子は、一粒一粒の粒子が立ってプチプチとした食感があります。

●塩〜天日塩を使用

味のベースになる塩は、天日塩を使用しています。天日塩(てんぴえん)とは、海水を塩田で太陽熱と風の力だけで結晶させた塩。また、塩分濃度は明太子には一般的な5%程度になるように調整しています

●唐辛子〜千曲屋独自の唐辛子

明太子にかかせない“唐辛子”ですが、京都の老舗香辛料メーカーで、博多千曲屋独自の唐辛子を製造してもらっています。この唐辛子は、辛味をおさえた、「お子様でも食べられる辛さ」に調節しています。

この唐辛子を使った、「明太子調味だれ」に72時間以上漬込んで熟成させ、ほのかな辛味の中に、たらこの持つ素材の旨味が残る味付けに仕上げています。


●遠赤外線・マイナスイオン解凍庫

冷凍原卵を解凍する時に、原卵の細胞をこわさないようにマイナスイオンを発生させる低温解凍庫を使い、原卵の美味しさを損なわないようにしています。

●トンネルフリーザー

製品の凍結にはトンネルフリーザーを設置し短時間での凍結を行っています。
このことは明太子の鮮度を落とさず、明太子の粒子を潰さずにプチプチの食感を残し
解凍後のドリップ(解凍したときに出る旨味を含んだ水分)も抑える効果があります。


●工場内の衛星管理について

明太子の製造環境は低温域で極力人の手に触れないようにすることが、細菌の増殖を抑え鮮度を高める大きな要因となります。すなわち温度管理の徹底と作業スピードが、高品質で衛生的な明太子には欠かせない要素となります。

工場はHACCP対応の衛生管理に重点をおいた設計になっており、自動温度管理システムで、常時、適した温度管理を行っています。また、従業員への衛生・生産教育を定期的に実施し、より品質の高い明太子の製造に邁進しています。