fisワインコラム

注目度上昇中!自然派ワイン・オーガニックワイン

2020.7.8

注目度上昇中の『オーガニックワイン・自然派ワイン』をご紹介いたします!

こんにちは!fisワイン倶楽部 コラム担当の山口です。

健康志向の高まりにより、世界的にオーガニック食材や有機農法で作られた食品の需要が高まっていますね。ワインの世界でもこの流れは存在し『自然派』『ビオワイン』『ヴァンナチュール』などの言葉を聞いたこともある方も多いかと思います。一般に自然派ワイン、オーガニックワインと言われる存在です。

オーガニック農法や、オーガニックワインの定義とは?

以下に代表的な農法や・定義を簡単にご説明させていただきます。

ビオロジック農法

ビオロジック農法とは、いわゆる「有機農法」のことです。鶏糞や羊糞などの有機肥料を使用することが前提とされていて、化学肥料は使いません。農薬の使用についても制限がありますが、ベト病予防に効果があるとされるボルドー液(硫酸銅と石灰を混合した自然由来の農薬)などの、一部の病害虫予防策は認められています。

ビオディナミ農法

上述のビオロジック農法がベースとなった有機農法で、英語では「バイオダイナミクス」と呼ばれます。オーストリアの人智学者ルドルフ・シュタイナーが提唱した理論に基づいて生まれました。土壌や植物、生物だけでなく、天体の動きまでも反映した独特な栽培方法です。酸化防止剤である亜硫酸塩の量は、ビオロジックよりも少ない傾向にあるといわれています。

月と地球の位置関係を記したカレンダーに合わせて農作業を行い、自然由来肥料を使用して土壌を活性化するなどの特徴があります。

オーガニックワイン の定義

オーガニックワインとは、有機農法によって生産されたブドウから造られるワインのことです。化学肥料、農薬、除草剤が不使用で、遺伝子操作や放射線処理もされていない有機農法で生産されたブドウを用いて造られます。ワインの本場EUでは醸造過程で使用される添加物、特に酸化防止剤の使用量に規制があり、使用出来る添加物にも規制があります。

ヴァン・ナチュール(自然派ワイン) の定義

基本的に野生・天然酵母菌を使って発酵させます。亜硫酸塩は無添加か、瓶詰めの際に極微量しか使わないワインです。

オーガニックの認証機関について

代表的な認証機関についてご紹介いたします。

ECOCERT(エコセール/エコサート)

AB(アグリキュルチュール・ビオロジック)

ABとは「AGRICULTURE BIOLOGIQUE(アグリキュルチュール・ビオロジック)」の略で、フランス政府が1981年に制定したオーガニック認証機関です。化学肥料や化学薬品、遺伝子組み換えによる肥料も禁止されており、1年ごとに抜き打ち検査も行われます。商品加工の工程でも添加物が含まれないことを認定した商品のみに与えられます。なおワインについては酸化防止剤の使用について、その上限をEUが定める基準の2/3まで認めています。

ユーロリーフ

ユーロリーフは、EUで定められた有機農業規則に従って栽培された農産物であることを示す認証マークです。欧州旗の象徴でもある12個の星、葉の形、緑色の「ユーロリーフ」は、欧州と自然の融合をイメージ。

fisワイン倶楽部で取り扱いの『オーガニックワイン・自然派ワイン』をご紹介!

認証を受けるかどうかは生産者の自由で、上記のように認証や定義についても複雑でわかりづらい部分もありますが、海外ではオーガニックの認証を受けたワインのラベルに「ビオ」や「オーガニック」と記載したり、認証マークを表示したりし、「ビオ」や「オーガニック」という言葉は、すべて「有機」と言う意味で定義されています。

『ピュアな味わいを届けたい』、『自然な栽培・醸造でワインを造っている』という点は共通しているのではないでしょうか。

それでは、オススメのワインを何種類かご紹介させていただきますね!

今回は、注目度上昇中の自然派ワイン・オーガニックワインをご紹介いたしました。今後も魅力的なワインを発掘し、皆さまにお届けできるよう頑張りますので是非ご期待下さいませ!

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