fisワインコラム
ロベルト サロット 生産者来日セミナーに参加しました
アジエンダ アグリコーラ ロベルト サロット とは
バローロをはじめ、イタリア ピエモンテの主要銘柄を網羅し、成長を続ける存在。高品質で様々な銘柄のワインを、手に取り易い価格で提供する数少ない個人生産者です。
現在のオーナー<ロベルト サロット>は、15歳で国際市場にも目を向けたワイン造りを決意。醸造学校を卒業後、大規模なワイナリーやガヴィの生産者組合で働き、経験を積みました。そこで得た経験を糧に、自身のワイナリーで独自のワイン造りを確立し、質の高いワイン造りを行っています。
独創性が光る革新的なワイン造り『ワイン造りは芸術』
ワイン造りにおいて念頭に置いているのが味わいのバランスです。常に誰にとっても好ましい味わいであることが大切だと考えています。この味わいを造り出す為に、伝統を大切にしながらも、同時に新しい要素が必要だとロベルトは考えました。
そこで彼は、誰よりも早く、バローロやバルバレスコにアパッシメント(葡萄を収穫後に軽く乾燥させること)の考えを持ちこみました。アパッシメントすることで、粗く力強いネッビオーロのタンニンは丸く柔らかな味を帯び、すぐに飲んでも美味しく、長期熟成もできるサロット独自のバローロやバルバレスコのスタイルを確立させました。長年かけて到達したサロット独自のワイン造り。そのひとつが、アパッシメントによる製法です。
国内外で高い評価を得ています
こうした努力の結果、近年ではイタリア国内外で高く評価されるようになりました。例えば、イタリアワインの評価本「ルカ マローニ ベストワイン年鑑」2018年版、2019年版にて3アイテムが99点満点を獲得。また、イギリスのワイン専門誌「デカンター ワールドワイン アワード2018」では、当サイト取扱いの
が『Best in Show』に選ばれました(受賞は16,903アイテムの内50アイテム、全体の僅か0.3%です)ロベルトサロットが長年かけて品質にこだわり貫いたワイン造りが国際的にも評価された証です。
生産者であるロベルトサロット氏が語る『ワイン造りのこだわり』
イタリアより来日された生産者のロベルトサロット氏より、直接話を伺うことができました。
醸造については、伝統を尊重しつつ革新的な技術を取り入れ消費者の求めるものを提供する。栽培については、環境、周辺の生態系に最大限の配慮をし、可能な限り自然な葡萄栽培を心掛けている。防カビ剤の使用は最小限(本当に必要な時だけ)に抑え、畑の周囲には生息する虫や鳥の住む場所を残しておくようにしています。
ワインこそわが人生(ロベルトサロット氏の哲学)
●最高で最大の喜び、調和、満足をもたらすための探究を続ける。
●私の故郷、歴史はこの土地に根付いたもの。それはこの場所以外にはない。
●ワインは畑で生まれる。それは人の力を上回る。
●私にとって伝統とは成功した実験を積み重ねた結果である。
実際の商品を試飲し、ワインのクオリティーの高さを再確認しました。
セミナー終盤においては、実際のワインを試飲し味わいや香り、色味等の個性を確認しました。また、商品のクオリティーと価格において、優れたワインを発掘する為、生産者から詳細な説明を受けました。非常にクオリティーの高いワインである事と、優れたコストパフォーマンスを改めて実感できました。
fisワイン倶楽部(フィスワインクラブ)取扱ワインのご紹介
今回は、イタリアのピエモンテの革新的な生産者と品質の高いワインをご紹介いたしました。今後も魅力的なワインを発掘し、皆さまにお届けできるよう頑張りますので是非ご期待下さいませ!