自分にぴったりの
歯ブラシを見つけよう

歯ブラシ選びの基本

今すぐ選ぶ

人によって口腔内の状態や生活習慣はさまざまです。
自分に合った歯ブラシを見つけて、使用しましょう!

歯ブラシ選びの6つのポイント

ヘッドの大きさ

なるべくコンパクトなものを選びましょう!
一般的には上の前歯2本分の大きさが、目安といわれています。

ヘッドの厚みが薄いものは口腔内での操作性が良くなり、
奥歯なども無理なく磨けます。
一方で、植毛部が浅くなってしまうため、毛が開きやすくなっています。
毛がすぐに開いてしまうという方は、ブラッシング圧を見直してみましょう。

高齢の方や手を思うように動かすことが難しい方、
口腔内が広い方には大き目のヘッドがオススメです。

また、一般的には3列幅の歯ブラシが多いですが、
磨き残しが多い方には
4列幅のような幅広ヘッドがオススメになります。

ハンドルの形状

ハンドルは、ストレートハンドルがオススメです。
高齢の方や、奥力の弱い方には太めのハンドルで、
スベリ止め加工がされたものがオススメです。

お子さまも同様に、ペングリップが上手にできない間は
太めのハンドル
で握りやすいものがオススメになります。

毛の種類

  • ナイロン毛
  • 吸水性が低く丈夫。優しく歯面にあたり、多くの歯ブラシに使用されています。「やわらかめ」から「かため」まで、多様な硬さを作ることができます。
  • PBT毛
  • ナイロン毛より吸水性が低く、速乾性があります。コシがあり、耐久性に優れています。ただし、摩耗しにくく歯質削除量がナイロンよりも大きいので注意が必要です。
  • バイオナイロン毛
  • 植物由来の原料を使用したナイロン毛。石油系ナイロン毛と同等のしなやかさ。環境問題やSDGsに関心のある方や化学物質に敏感な方にオススメです。
  • 豆知識
  • 市販の歯ブラシには動物の毛を使ったものがあります。とても柔らかくし歯周組織を傷つけにくい長所があります。しかし、プラークの除去率は低く、吸水性がたかいため乾きも遅く、不衛生になりがちです。長所と短所をしっかり理解しておきましょう。

毛のかたさ

SS
・重度の歯周病の方
・外科処置後の方
S
・軽度から中程度の歯周病の方
・歯肉退縮がひどく歯根の露出が目立つ方
MS
・やわらかめを好む方
・ブラッシング圧が強い方
M
・歯肉、歯ともに健康な方
・ブラッシング圧が強い方
MH
・歯肉、歯ともに健康な方でかためを好み
・ブラッシング圧をコントロールできている方
H
・歯肉、歯ともに健康な方でかためを好み
・ブラッシング圧をコントロールできている方

毛の形状

テーパー毛
テーパー毛のイラスト

テーパー毛の特徴

毛先が非常に細いため、歯周ポケットや歯間部など狭い隙間に入りやすく、 歯肉炎・歯周病ケアに適しています。

プラーク除去力は比較的弱いため、丁寧なブラッシングが必要です。 毛先がしなるため、大きめのストロークでやさしく動かし、ブラッシング圧に注意しましょう。

フラット毛
ラウンド加工
ラウンド加工ブラシの画像

フラット毛(ラウンド加工)の特徴

毛にコシがあり歯面への接地面が広いため、効率的なプラーク除去が可能です。 小刻みなストロークで磨くのがおすすめです。

ラウンド加工された毛先は、歯や歯肉にやさしく、毛先が白く見えるのが特徴です。

フラット毛
加工なし
加工なしフラットブラシの画像

フラット毛(加工なし)の注意点

加工がない毛先は、プラーク除去力は高い反面、歯や歯肉を傷つけるリスクがあります。 使用には十分注意し、ブラッシング圧をコントロールすることが重要です。

毛の長さと太さ

歯ブラシの毛の太さ(直径)毛の長さは、使用時の「かたさ」の感じ方に大きく影響します。 同じ太さでも、毛が短ければしなりが少なく硬く感じ、長ければしなやかに曲がって柔らかく感じられます。

また、毛の長さが同じでも、直径が太いと硬め、細いとやわらかめの使用感になります。 歯ブラシの「かたさ」表示は、家庭用品品質表示法に基づき、毛の長さを7mmに統一した状態で測定・表記されています。 そのため、実際の使用感とは異なることもあります。

短めの毛の特徴

しなりが少なく、やや硬めの使用感になります。ブラッシング時の力加減に注意が必要です。 小刻みに動かして磨くのがポイントです。

  • 最後臼歯が磨きにくい方
  • 歯冠が小さい方
  • 口腔前庭が狭い方
  • 開口が小さい方
  • 小児(子ども)

長めの毛の特徴

毛のしなりが大きく、柔らかい使用感になります。 毛先が歯間や凹凸にも届きやすく、大きな動きで磨くのが効果的です。

  • 歯間が磨きにくい方
  • 歯の豊隆が大きい方
  • 歯冠が大きい方

子どもには子ども用歯ブラシ、大人には大人用歯ブラシを選ぶことが重要です。

子ども用の歯ブラシは、乳歯や小さな手に合わせて毛丈やハンドルが短く設計されています。 しかし、大人が使うと毛のしなりが不足し、歯間や歯周ポケットに毛先が届きにくくなる上に、 力がかかりすぎて歯肉を傷つけるリスクが高くなります。

大人用歯ブラシは、虫歯+歯周病予防に重点を置いた設計です。 自分の口腔状態や用途にあわせた適切な歯ブラシを選びましょう。

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