カニナバラ果実（Kaninabara fruit）は、南米原産のバラ科の植物で、多くの美容製品に配合される成分の1つです。英名は「rosehip fruit」といいます。 カニナバラ果実は、ビタミンCやビタミンE、カロテノイド、ポリフェノール、オレイン酸、リノール酸などの成分を含み、保湿や抗酸化作用があるとされています。特にビタミンCは、コラーゲンの生成を促進する効果があるため、肌のハリや弾力を保つのに役立ちます。

また、カニナバラ果実は古くから民間薬として利用されており、傷跡やシミ、ニキビ跡などの改善効果があるとされています。さらに、抗炎症作用や免疫力向上作用があるため、肌荒れの予防や改善にも効果があるとされています。

美容製品には、カニナバラ果実のオイルやエキスが配合されていることがあります。特に、オイルは肌に浸透しやすく、保湿力が高いため、乾燥肌や敏感肌の方にもおすすめです。また、カニナバラ果実のエキスは、ビタミンCの含有量が豊富であるため、美白効果も期待できます。

カニナバラ果実は、古代から食用や薬用に使用されており、世界各地で栽培されています。現在では、多くの美容製品に配合されることで知られています。安全性については、一般的に使用されている量であれば安全とされており、特に問題があるとされる報告はありません。