アミノ酸はタンパク質の最小単位です。人の体は体重の約20%がタンパク質によってできていますが、そのタンパク質の成分がアミノ酸です。たんぱく質を構成しているアミノ酸は約20種類で、骨や筋肉、脳や心臓、ホルモンまでありとあらゆる部分がアミノ酸によって作られています。
20種類のアミノ酸のうち、体内で合成されるものを「非必須アミノ酸」といい、体内では合成されずに食物から摂る必要があるものを「必須アミノ酸」といいます。必須アミノ酸は、トリプトファン、リシン(リジン)、メチオニン、フェニルアラニン、トレオニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、ヒスチジン(乳幼児期のみ必須とされていましたが、現在は成人も必須とされています。)の9種類があります。非必須アミノ酸は、アラニン、アルギニン、グルタミン、アスパラギン酸、グルタミン酸、プロリン、システイン、チロシン、アスパラギンがあります。アミノ酸のうち、リジン、プロリン、アラニン、アルギニン、ロイシン、イソロイシン、グルタミン、メチオニンが体脂肪燃焼の働きを活発にし、筋肉を増強させるなどの働きがあり、運動前30分~1時間運動直後などに摂取すると、筋肉を保護しダイエット効果に良いとされています。
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