「 梅 」 「梅」といえば・・・三国志通なら誰しも思い出す有名なエピソード 魏の曹操が張繍征伐に出兵した折、炎暑の中で行軍中、水が尽きたので兵は渇きに苦しみ、進めなくなってしまいました。 軍を率いる曹操は策を巡らせ、 「この先に行けば、梅林がある」 と偽りを兵たちに伝えたのです。 兵は皆、乾きに耐えかね、梅のことを思い、口の中に唾が溜まり喉の渇きを癒すことができました。 そのおかげで行軍は成功した、という古事。 ご存知でしょうか。 かつて大陸に覇を唱えた英雄達が、 後世に逸話を残した「梅」という食材。 おそらく曹操軍が行軍した炎暑に引けをとらないであろう灼熱の今夏、梅の酸味に歴史を動かすエネルギーを感じます。 |