位相制御と逆位相制御の違い
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調光ONと調光OFFするタイミングが異なります。
逆位相制御は、調光ONのタイミングを変えることによって、
照明のちらつきやうなり音などの、原因となるノイズが発生しません。
逆位相制御調光スイッチには、下記の3点の特長があります。
・照明器具の入力電流で、接続台数の算出が可能
・うなり音が出ない回路
・LED照明との適合性がさらにアップ


逆位相タイプの器具と、逆位相タイプの調光器を、セットでご使用下さい。
上記は大光電機の製品で、逆位相タイプは、型番の末尾にGが付きます。
PWM信号制御と位相制御の違い
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位相制御とは、照明器具への電力を、直接制御することで調光する方式です。
信号線が不要のため、施工時の配線が容易です。
PWM制御とは、調光器から調光信号を送り、
器具側の電源ユニットでLEDの明るさを制御する方式です。
PWM調光は、パルス変調を利用した調光制御を行うシステムで、
LED照明の点灯と消灯の時間を、調整することで明るさを制御する方式です。
点灯と消灯を繰り返すことが、人の目にはちらつきとして認識されるので、
これを防止するため、点滅周波数を高くしています。
また電圧変動など、電源品質の影響を受けにくいという
メリットはありますが、コストは高いです。
対して位相制御調光は、白熱電球などフィラメントに電圧を印加し、
発熱を光に変換するような、一般電球に採用されている調光方式で、
波長を切断するタイミングを制御し、流れる電流値を調整することで明るさを調整します。
位相制御調光は、調光を行うために必要な機器類が少なく、
安価にシステム構築が可能なため、従来の白熱電球ではこの方式が主流ですが、
ランプ電流を多く流すほど、波長を切断する時間が長いほど光は強くなり、
切断時間が長いほど明るさは小さくなります。
また調光範囲を大きく設定すると、ちらつきを視認してしまうことや、
電圧が変動すると明るさに影響してしまう欠点があります。
大光電機では調色用、調光用で下図の様に
調光器2台使用する事で調光・調色が可能となります。

上図の使用器具 … DDL-4245FW×3台 ・ DP-38458×2台
