ガラス表札
「 ガラス表札 」 の ものがたり
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シックで高級感のあるガラス表札。
実はこちらのガラス表札は、学校やオフィスなどで使用された蛍光灯や、家庭で使用されたブラウン管テレビのガラスを再利用したものです。
ガラス表札は、ここ石川県金沢市にある工房で、職人が一点一点手作りしています。

リサイクルすることで、やわらかな優しい色と、細かな泡が生まれ、どこか懐かしい風合いをした素材に生まれ変わります。

この石垣のようなテクスチャを持つガラス表札。外壁を活かしながら、お家に自然と溶け込んでゆく...お家のものがたりを刻む存在となるでしょう。


※zuiunでは廃棄による環境汚染防止活動に共感しています。

年間数億本消費される蛍光灯、地デジ化に伴い大量処分されたブラウン管ガラス。その多くは廃棄物として埋め立て処理されています。しかし、蛍光灯の中には金属等の様々な素材や「水銀」が含まれており、そのまま埋め立てることは土壌汚染の原因となっていました。

リサイクルするためには、ひとつずつ手作業で分別するという工程が必要です。分別されたガラスは水銀除去できる専用機械にかけられ、はじめて水銀を適正処理することを可能にします。「水銀無害化」を可能にしたことで、新たな命が吹き込まれたガラス製品へと生まれ変わるのです。
資源があることを当たり前としない
未来の地球環境へと想いを馳せた
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「表札」 が生まれました。

素材づくり

最初に、原料を約1400度の溶解炉で溶かした後、素材となる薄い板状のガラスをつくります。ガラスが冷めたら、汚れなどを落とすために、一枚一枚手洗いしていきます。

素材への施し

ここで一度、ガラスを割ってしまいます。割れた欠片の断面にひとつずつ丁寧に砂を吹き付け、細かい傷をつけていきます。
えっ、割ってしまうの?と思ってしまいそうですが、この手間をかけた作業が、後に奥行きのある美しい模様となって現れるのです。

窯入れ

次は、加工を施したガラスの欠片を、型枠にパズルのようにはめ込んでいきます。窯に入れて熱を加えることで1枚のガラス板に仕上げていきます。

加工

窯から出てきたガラス板は、バリのある状態でとても危険です。バリを取り、仕上がりサイズにカットし研磨することで、ようやく表札ベースの完成です。

完成

一点一点手作りだからこそ、それぞれのガラスの厚みが違ったり、模様の出方もひとつとして同じものはありません。シャープなエッジで囲われた中には、柔らかで奥行きを感じられる世界が広がります。
蛍光灯ガラスは淡く緑がかっていて、細かな気泡と優しい模様が特徴です。ブラウン管ガラスは落ち着きのある色味で高級感を演出します。

細部へのこだわり

これまでのガラス表札では目立ち気味だったボルトも小さいものを採用することで、ガラスの魅力を最大限まで引き立てる、こだわりの詰まった表札となりました。

表札のデザイン

​​​​​ガラス表札20×10の取り付け例です。付属パーツはこちら。

​​​​​取り付ける場所に、本体のボルトの位置を確認して、しるしを付け、下穴(Φ5mm)を開けます。
(外壁材料は、サイディング・木板・左官・ガルバリウム鋼板など、どの素材でも取り付け方法は同じです。)

ガラスにボルトをセットします。
六角ネジに、座金・プラワッシャー・緩衝材パイプ・ガラス表札・プラワッシャー・座金・ナットの順に通し、最後にボルトをナットに回し入れます。
全てセットし終えたら、コーキングを付ける前に差し込みが出来るか必ず確認してください。

ボルトにコーキングを付け、表札を差し込み、押えます。ボルトを差し込んだときに、外側にはみ出さないように、コーキングの量は調節してください。
表札がズレないようにテープ等で仮止めします。(約24時間)
テープを貼る時は、表札の表面にテープの糊が付かないようラップ等で養生してください。

​​​​​​コーキングが乾いて、テープを剥がせば完成です。
ネジに緩みを感じたら、六角レンチで軽く締め直してください。


商品名 ガラス表札
サイズ 20×10 : W200mm×H100mm×D12mm
15×15 : W150mm×H150mm×D12mm
25×06 : W250mm×H60mm×D12mm
(全て ±1~2mm 誤差が出ます)
取付け時の壁からガラスまでの距離 約12mm
仕上げ 表面:鏡面仕上げ
裏面:素地仕上げ
材質 リサイクルガラス
クリア:蛍光灯ガラス
ブラック:ブラウン管ガラス
納期 デザイン画が確定してから 約2ヶ月
生産地 石川県金沢市
取付について 壁側に穴あけ加工が必要となります。専門業者に取り付けを依頼してください。
※壁面の部材によっては取り付けられない場合があります。
取付可能かどうか、施工業者にご確認くださいませ。
注意事項 手作業での製法となりますので、裏面糸面にハツリが生じる場合がございます。
製品の特性上、気泡が入る場合がございます。模様としてお楽しみくださいませ。
お手入れ方法 文字の部分は塗料で着色しております。
アルコールで拭いたり、ブラシでこすったりすると剥がれてしまう可能性がありますので、使用しないでください。
ガラスの汚れが気になる場合は、柔らかい布や、眼鏡拭き等で優しく乾拭きしてください。