2011年3月24日 配信号

Dear Friends,

震災後の計画停電は、エネルギーの有難さを我々に再認識させてくれています。
それは本来、いつでも何処でも手軽に手に入るようなものではなく、
多くの犠牲を払って創出されている貴重な資源なのです。

原子力発電は、そもそも放射能リスクのある発電方式です。
その一方、二酸化炭素の排出が無く、山間村落をダム湖に沈める必要も無く、
発電コストも低く抑えられる、という多くのメリットがあります。
今日まで、我々はそのメリットを多分に享受してきました。

水力発電では、山間村落を沈め、莫大な土地取得費を投じなくてはなりませんから発電コストも大きなものになります。

火力発電は、大量の二酸化炭素を排出するばかりでなく、
石炭や石油を燃やすのですから、石油原産国への依存性が高く、いつかは枯渇するでしょうし、
発電コストも大きなものです。

太陽光発電や風力発電なら、原子力発電同様に二酸化炭素の排出もなくクリーンですが、
風や太陽に依存するので常時の安定供給は困難でしょう。
さらには、原子力発電に比して2~10倍と莫大な発電コストがかかります。

空気を汚さない、放射能リスクも無い、太陽光と風力がベストな選択のような気がします。
国中至る所に、パネルや風車が設置され、停電が頻発し、非常に高い電気代金を支払う、
心構えさえできれば。

原子力発電のメリットを多分に享受してきた私たちが、いざ事故が起きたからと言って、文句を言うというのでは、都合が良すぎるのではないでしょうか?
今回の震災は、今後のエネルギー供給計画に大きな影響を与えることでしょう。
私たち国民としては、メリット、デメリット、リスクを十分に理解した上で、納得の行く選択をしたいものです。









title: Candle Clock Chime (キャンドル・クロック・チャイム)
designed by: Raumgestalt (ラウムゲシュタルト)
size: Φ11x高さ26cm
material: 蜜蝋キャンドル2本, スチール皿, ネイル6本, 袋入り
price: 9975yen(税込)

子供の頃は、停電さえもワクワクしたものです。
ほんのりと甘いナチュラルな香りの蜜蝋に火を灯し、あいまいな時間をゆったりと過ごし、
静寂の中で美しい音色を楽しむ。
せっかくですから、五感を研ぎ澄まし、繊細で贅沢な時間を過ごしては如何でしょう。