Wi-Fiカメラを使用する時の注意点「反響」について
音声を記録できるタイプのWi-Fiカメラを使用する際の注意点として、反響があります。その反響とは何かご紹介させて頂きます。
まず初めに、「反響」とは?
反響という言葉を聞くとトンネル内で喋ると声が返ってきたり、やまびこをイメージする方が多いと思います。
今回ご説明する「反響」はそれに近く、音声がスマートフォンとカメラを経由して戻ってきてしまう現象を指します。
簡潔にお話しすると、Wi-Fiカメラにおける反響とはカメラが記録した音声がスマートフォンを経由し何度も何度も再生していまう、音声の記録が重複されて再生され、音声が乱れてしまう症状を指します。
言葉にすると正直な所難しいと思いますので、今回はWi-Fiカメラの仕組みをご紹介しながら説明いたします。
この機会にぜひWi-Fiカメラの理解を深めてもらえればと思います。
Wi-Fiカメラの大まかな仕組み
Wi-Fiカメラの仕組みは以下の様になります。
- 1. カメラが映像を記録
- 2. Wi-Fi通信を経由して映像をスマートフォンに送信
- 3. スマートフォンに映像と音声が映し出される
文章にしてみれば非常にシンプルです。
イメージとしてはテレビ中継等に近い部分があるかもしれません。
無線通信を行う都合上回線状況が悪いと安定した映像送信ができない為、映像が乱れたり音声が途切れ途切れになってしまう事もあります。
Wi-Fiカメラを使用する際はスマートフォンの回線状況(Wi-Fi強度)もご確認頂ければと思います。
反響が起こる仕組みについて
反響が発生する要因はシンプルで、スマートフォンから発せられる音声をカメラが記録してしまう事で発生いたします。
先程のWi-Fiカメラの仕組みですが、カメラとスマートフォンの位置が近い場合は以下の様になってしまいます。
- 1. カメラが映像を記録
- 2. Wi-Fi通信を経由して映像をスマートフォンに送信
- 3. スマートフォンに映像と音声が映し出される
- 4. カメラが3で発せられた音声を記録
- 5. 4にて記録された映像がスマートフォンに映し出される
- 6. 4の音声と現在映っている音声が同時に記録される
- 7. 6の音声が記録されスマートフォンに送信される…
この様にスマートフォンから発せられる音声をカメラが何度も記録してしまいその音声をスマートフォンに送信、そのスマートフォンから音声が発せられ…と無限にループしていまう事になります。
無限ループが起こってしまう事でスマートフォンからたくさんの音声が発せられてしまう事になり、結果として正しく音声が確認できなくなってしまいます。
これがWi-Fiカメラにおける反響と呼ばれる症状です。
反響を防ぐ方法
反響が発生する要因はカメラがスマートフォンの音声を拾ってしまう事により生じます。
その為対策も非常にシンプルで、カメラがスマートフォンの音声を記録させないようにするだけで解決します。
具体的な方法としては…
- スマートフォンとカメラの距離を通信が切れない程度に離す
- スマートフォンの音量を下げる
- イヤホンを使用しスマートフォンから音声が発せられないようにする
という方法が取れるかと思います。
スマートフォンで操作できる為大変便利ですが、使い方によっては正しく記録できなくなってしまいますのでご注意頂ければと思います。
現在Wi-Fiカメラを利用されている方も、これからWi-Fiカメラの利用を検討されている方も是非ご参考頂ければと思います。
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Wi-Fiカメラを使用する上で重要な要素です。ぜひご留意頂ければと思います。