そのまま使用し続けると大変危険なリチウムイオンバッテリーの膨らみについて
小型カメラに組み込まれているリチウムイオンバッテリーですが、劣化が進むと共にバッテリーが膨らむ事があります。それをそのまま使用し続けるのは大変危険で、注意喚起としてお知らせさせて頂きます。
リチウムイオンバッテリーは劣化していく
以前ブログにて、「リチウムイオンバッテリーの劣化」についてご紹介させて頂きました。(その記事のリンクはこちら)
繰り返しの話となりますが、リチウムイオンバッテリーは日々劣化していきいずれは使用できなくなってしまいます。
その劣化によりリチウムイオンバッテリーが膨らんでしまう現象が発生する事がありますが、こちらはそのまま使用し続けると大変危険です。
本記事は例としてリチウムイオンバッテリーが膨らんでしまった製品の一例と、もしそうなってしまった場合についてご紹介させて頂ければと思います。
リチウムイオンバッテリーが膨らんでしまった製品の一例
まずバッテリーが膨らむとどういう状態になるかご紹介させて頂ければと思います。
例として腕時計型のカメラをご用意しました。
この銀色の部品がリチウムイオンバッテリーです。
ぷっくらと丸みを帯びた形状になっているのがわかりますでしょうか。
通常であれば細く平たい形状をしているですが、写真のバッテリーは長年の使用によって劣化してしまい、上記の様な状態となってしまっています。
腕時計型カメラのバッテリーは腕時計裏蓋を外すとみる事ができますが、この状態では裏蓋が閉まらず腕時計として機能しなくなっています。
これはもちろん他の製品でも言える事で中のバッテリーが膨れ上がってしまう事で外装が盛り上がってしまったり、ひびが入って割れてしまう…という事もあります。
別製品で比較をしてみます。上記の写真はユニット型カメラのバッテリーです。
こちらは写真で見ると分かりづらかったので正常品と並べて写真を撮ってみました。
正常品は薄く平らの形状をしているのですが、もう片方はふっくら膨れ上がっているのがわかりますでしょうか。
通常リチウムイオンバッテリーは平べったい形状をしておりますので、丸みを帯びているような状態になると膨らんでいる、という認識で良いと思います。
バッテリーが膨らんでしまった時に考える事
先程の写真でバッテリーが膨れ上がった状態が大体どのような物か、何となくイメージがわいているかと思います。
この状態でのカメラの使用は危険ですので、異常を確認した時点でカメラの使用を停止して頂ければと思います。
そのまま使用されるとバッテリー内部がショートしてしまい発火してしまう恐れも十分に考えられる為、充電やパソコン接続はやめておき電源を切ったまま使用しない事をおすすめいたします。
バッテリーの異常を確認したら?
膨らんだバッテリーは元に戻る事はありませんので、再び正常な状態で使用したい場合にはバッテリーを交換する必要があります。
膨らみについては長年の使用による劣化や過充電・過放電が原因で発生いたしますので、言ってしまえばバッテリーの寿命とも言えます。
その場合は修理対応という形でのご対応となりますが、修理用部品の有無や代替品の用意ができるか等の問題もありますので、まずは一度弊社の方までお問い合わせくださいませ。
その際はご利用頂いていた製品の型番をお伝え頂き、修理の可否について確認させて頂ければと思います。
いかがだったでしょうか。長年使用してくるとどうしても避ける事のできない症状です。
こちらの記事を参考にして頂き、もし近しい症状が見つかりましたら気兼ねなくお問い合わせくださいませ。
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今回はバッテリーの膨らみについてのご紹介でした。
大変危険な状態となりますので、発見された際のお取り扱いはくれぐれもご注意ください。