タイルの歴史は古く、今日のような施釉タイルに近い形のものは、なんと紀元前18世紀ごろのメソポタミアのピラミッドに使われていたようです。装飾建物としてのタイルも、紀元前数世紀ごろの遺跡からたくさん出土しています。
一般的なタイルの起源としては、9世紀頃イスラム世界に開花した建築装飾としての施釉タイルが始まりとされ、イスラム建築を代表するモスクのように、建物の外壁、内壁、床面を彩色タイルで埋めつくすスタイルが中近東の寺院を中心に盛んに用いられるようになりました。その後、スペインのアルハンブラ宮殿を通じてヨーロッパ世界に広がっていきました。
スペインからイタリアにもたらされた製陶技術は、ルネッサンス期の芸術復興の気運にのって盛り上がりを見せ、その後オランダ、イギリスなどでも独自の発展をとげました。そして19世紀後半になって初めて、規格寸法タイルとして工場生産されるようになりました。最初は、教会や国会議事堂など限られた建物のデコラティブ建材として使われる程度でしたが、1870年代から1900年頃には家庭の床や暖炉縁辺を飾るオーナメント等にも使われるようになりました。
- 原産国:フランス、スペイン、イタリアを中心にセレクトしています。
- 年 代:1800年代後半〜約1900年頃
- 材 質:陶磁器
- サイズ:1枚 = 20cm x 20cm(販売は1㎡単位)
- 価 格:1平米(約25枚セット)¥60,000〜
- 送 料・お届け日数:国内ストックの場合は、時期、量により異なり
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※国外からのお取り寄せになる場合、送料とお届け日は異なります。
※タイルのみの販売になります。施工は含まれません。