桐朋小学校 桐朋学園小学校

学習のポイント

  1. 個別テストは、絵画製作と図形課題が中心です。製作にも図形課題を盛り込んでくる場合もあります。
  2. 製作活動は、材料と課題が与えられ、何を作るかも、その方法も自由なので、創造性が求められます。
  3. 集団テストは、製作・パズル・ゲーム・自由遊び等がありますが、いずれも行動観察の課題です。

領域別学習対策

 

 (対応教材)
 未測量
大きさ比べ 長さ比べ 
重さ比べ 保存 逆対応

【ひとりでとっくん】
[12]シーソー  [37]逆対応  [49]量の系列化 
[61]量の保存  [64]単位の考え方 [65]積木の数
[80]順対応
【具体物】
シーソーセット

 位置表象
四方観察 位置の対応

【ひとりでとっくん】
[4]位置の対応  [58]いろいろな移動 
[92]四方からの観察 2

 

分類(仲間集め・仲間はずれ)

【ひとりでとっくん】   
[29]仲間はずれ  [33]等分  [65]つみ木の数 
[84]仲間あつめ  [90]私は誰でしょう
【具体物】
かずカード  きおくカード  ドーナツおはじきセット

 図形
図形構成 図形分割 線対称
重ね図形 図形模写 積木構成

【ひとりでとっくん】
[3]点図形 3  [9]図形系列  [11]同図形発見
[19]図形模写 [31]つみ木パズル基礎編 
[32]つみ木パズル応用編  [39]線対称 
[47]重ね図形 [51]重ね点図形  [52]回転図形 
[56]型押し・転がし図形  [66]線の模写
[67]欠所補完  [81]鏡映像  [82]ドームつみ木見本帳 
[88]立体と展開図  [89]回転位置移動 
[95]絵と模様の構成  [97]図形分割 3  [98]図形構成
【具体物】
基本図形パズル5片  立方体つみ木  ドームつみ木 
さんかくパズル  ツートンパズル  秘密袋 
さんかくパズル形づくり見本帳
 
さんかくパズル模様づくり見本帳 
ツートンパズル見本帳 No2
 
どんなかたちができるかな 2
  色つみ木星型パズル 
こぐまパズル  つみ木パズル  こぐまパズル見本帳

 
 言語   【ひとりでとっくん】
[14]お話の内容理解1  [15]お話の内容理解2 
[60]ようすことば  [77]うごきことば  [2]お話づくり2
 絵画製作
課題画 想像画 指示製作 
モール製作 廃品製作

【ひとりでとっくん】
[22]はさみ切り基礎編  [23]はさみ切り応用編 
[24]はさみ切り実践編 
[50]ひも通し2×6見本帳
【具体物・製作教材】
話の絵画化  4×4ひも通し  紙工作  立つ動物 
モールを使った製作  ひも通し2×6 
4×4ひも通し見本帳
  工作ぬりえ  ちぎって貼ろう

 手先の
 巧緻性

描く 塗る 切る ちぎる 
貼る(のり・セロテープ)
ひも通し ひも結び 
輪ゴム止め 折り紙 運筆

 行動観察

躾(作業のあとかたづけ)
共同製作 集団遊び 
ゲーム遊び
指示行動(ケンケン・ケンパー・
スキップ・クマ歩き・幅跳び・
かけっこ)

【ひとりでとっくん】
[73]具体物の記憶  [83]3×3方眼上の記憶
【具体物】
きおくカード  きおくれんしゅうカード
 記憶   【ひとりでとっくん】
[73]具体物の記憶  [83]3×3方眼上の記憶
【具体物】
きおくカード  きおくれんしゅうカード
 その他   【ひとりでとっくん】
[7]迷路  [8]じゃんけん  [42]回転推理 
[45]ゲームブック 1  [55]理科的常識 2
[74]季節  [79]ゲームブック2  [85]時の系列 
[91]常識 2
【具体物】
きせつカード  回転つみ木  観覧車ルーレット 
こぐますごろく

年度別入試問題分析一覧

実施年度
01
02
03
04
05
06
07
08
09
10
11
未測量
多さ  
       
     
大きさ
     
           
長さ・高さ・遠近  
   
       
重さ  
 
             
位置表象
位置の聞き取り                      
位置の対応              
     
方眼上の位置                      
四方観察                      
回転推理                      
分類
ものの観点
   
     
計数  
                 
同数・多少
     
一対多対応                      
数の増減・合成
         
 
   
等分        
   
図形
同・異図形      
             
構成・分割
 
   
図形模写                      
言語
一音一文字      
             
しりとり      
             
言葉の理解
 
       
   
話の内容理解                      
お話作り      
 
   
口頭試問
 
   
その他
一般常識      
             
理科的常識            
       
 実施年度
01
02
03
04
05
06
07
08
09
10
11
絵画製作
絵画                
   
粘土              
     
製作
   
運動
ケンケン・ケンパ・スキップ
 
 
 
 
   
クマ歩き・かけっこ
         
     
ジャンプ・跳箱・平均台
 
 
   
   
マット    
               
ボール運動              
     
模倣
 
     
       
命令行動
 
 
 
   
行動観察
集団行動観察
   
個別行動観察      
           
 
手先の巧緻性
   
記憶
位置の記憶                      

2009年出題問題

(桐朋小学校)

第1次考査 ペーパーテスト

※B4サイズ2枚で、裏表使用。
※机の前に立って行う。筆記用具は鉛筆のみで、訂正は×と指示あり。

  1. 数:数の合成
    ・左のお部屋の中にあるものと、右のお部屋の中にあるものの数を合わせるといくつになるか、真ん中のお部屋にその数だけ○を描く。
    ※キャンディー・チョコレートの絵など。

  2. 数:数の等分
    ・7個の缶ジュースの絵が輪を描くような配置で描かれている。下にいる3人に同じ数ずつになるように、線を描いて結ぶ。
    ※絵に1つずつ○をつけてから線を結ぶ。
    ※紙を裏返して、同じようにキャンディー9個を4つのお皿に分ける。

  3. 図形:図形構成
    ・いろいろな形を使って、ペーパーの見本と同じ形を机の上で作る。
    (実物のパズル)
    ※使った形…正方形1枚・長方形1枚・三角2枚
    半円を細長くした形(円の端を切ったような形)4枚
    ※ペーパーの表と裏に1問ずつ見本の形があり、計4問
    見本の形(キャンディー・船など)が1枚の紙に4つ描いてある。
    キャンディー‥三角2枚と正方形
    船…全て使用

集団テスト

  1. 行動観察:手先の巧緻性(プレゼント作り)
    ※ペーパーを行った机上で行う。
    ※小さいおもちゃ・箱(プラスチック)・ビニール袋(巾着タイプ)
    ・小さいおもちゃを箱に入れる。
    ・箱をビニール袋に入れる。
    ・ビニール袋の口についている紐を引き絞り、結ぶ。
                     (コマ結びか蝶結び)

  2. 運動:指示運動
    ※机を後ろに寄せて、教室内で行う。
    ※全員を2つのグループに分けて、それぞれのグループで同じことを順番に行う。
    ※教室内の横に、体操座りで並ぶ。
    ※椅子2つの間にゴム段を張ったもの3組と、テープで作ったケンパーの枠がある。
    ・スタートラインから「よーい どん!」で、3つのゴム段を連続で両足跳びする。
    ゴム段に続いて、枠に合わせてケンパーをしてゴールに向かう。
    「ケンパー・ケンパー・ケンケンパー」
    ※コースの外側を戻って、列に並ぶ。

第2次考査

  1. 行動観察:集団ゲーム(ドンジャンケン)
    ※赤チームと青チームに分かれて、2ヶ所で行う。
    ※特別な約束はなく、普通のルールのドンジャンケン。
    先生が3~4人いて、やり方を説明する。
    ※床に貼られた、黄色のグニャグニャの線路のような道を使う。
    ・赤、青チームが線の両端に並び、先頭から順番にドンジヤンケンを行う。
    勝ったら前に進み、負けたら線からはずれる。
    負けたチームの次の子がすぐにスタートし、相手チームが来るのを防ぐ。

  2. 行動観察:集団ゲーム
    ※ドンジャンケンと同じチームをさらに2つに分け、4ヶ所で行う。
    ・先生が新聞紙1枚を床に置く。
    その上に順番に、「のれるかな」と言いながら、はみ出さないように乗っていく。
    みんなが乗れるように工夫して立つ。
    ・みんなが乗れたら、今度はその新聞紙を半分に折って小さくし、同じようにみんなで乗っていく。
    ・また、その新聞紙を半分に折ってさらに小さくし、同じようにみんなで乗っていく。
    ※新聞紙を折るたびに、だんだん立てる人数が少なくなっていくが、みんなで協力して何とかみんなが立てるようにする。

  3. 絵画製作:課題画・指示製作・絵の説明
    ・「今度やりたいこと」をクレヨン(12色)で画用紙に描く。
    ※「お父さんとお母さんとやりたいこと」「お友達とやりたいこと」などでもよい
    ・机とほぼ同じくらいの大きさの黄色の紙の上に、描いた絵を液状の糊で貼り付け、絵の外側の黄色の余白部分を装飾する。

    ◎装飾部分の説明
    ・紙に描かれた赤い○(折り紙の4分の1くらいの大きさ)をハサミで切り、余白部分の上部に1つ糊で貼り付ける。
    ・左右の余白部分に好きな色のクレヨンで、○を1つと△を1つ描く。(描く場所はどこでもよい)
    ・残った余白部分を好きなように模様をクレヨンで描く。
    ・できた絵を先生の所まで持って行き、どんな絵を描いたか説明する。
    ※終わった人は、絵本を読んで静かに待つ。

個別テスト

  1. 言語:お話作り
    ・4枚の絵カードを並べてお話作りをする。
    男の子1人が砂遊びをしている
    もう1人がやってくる
    2人で山を作る
    トンネルを作って電車を通す(2人で万歳)
    ※1番初めの絵は先生が置いてくれる。

  2. 言語:口頭試問
    ・名前を言って下さい。
    ・動物園に行くのに、リュックサックに入れるものを3つ言って下さい。
    例)お弁当・水筒など
    →発展 お弁当には何を入れたいですか。
    ・動物園には何で行きますか。
    ・今日は何で来ましたか。

  3. 言語:動詞の理解
    ・先生が絵カードを1枚見せながら、途中まで言った話の続きを言う。
    例)お父さんが本を読んでいる1枚の絵を見せながら
    「おとうさんが本を…」→「読む・読んでいる」と続く動詞を答える。
    ※同様の問題が2~3問ある。(遊んでいる・見ている?)

(桐朋学園小学校)

1日目

  1. 絵画製作:指示製作(飾り輪作り
    材料…色紙(真四角を対角線で4分割した、上下と左右の色が2色に塗り分けられたもの。1枚の色の組み合わせはいろいろ)
    紙テープ・スティック糊(青)
    台紙(斜めにした真四角4つを、角が少しだけ重なるように横1列に並べた絵(モノトーン))

    (1) まず色紙1枚が各自に配られる。真四角4つ折りにし、折り線をつけて開く。
    (2) その線のところでちぎって、小さい4枚の真四角を作る。どの真四角も斜めに2色のパズルになる。
    (3) もう1枚別の組み合わせの色紙をもらい、それも同じように4つにちぎる。
    (4) 色の組み合わせが違うお友達と交換をして。いろいろな色を集める。(行動観察されていると思われる)
    (5) 台紙の上で真四角の分割斜め線と輪郭を合わせて、4枚を横1列に並べる。
    (6) 色紙どうしの重なっている部分を糊で貼る。
    (7) つながった4枚どうしをつないで、8枚分の長さにする。
    (8) 8枚の片方の端に紙テープの一端を貼り、大きな輪になるように逆の反対の端につないでまた貼り大きな輪にする。

  2. 絵画製作:想像製作
    材料…まち付きの紙袋(30cmX20cmX10cm)(青と白の縞々模様で中は白)
    厚紙(段ボールのような波々だが薄い いろいろな色がある)
    不織紙・セロハンテープ

    (1) まち付き紙袋を裏返して、白い面を出す。
    (2) 手を突っ込んで、ロがパクパクするように型をつける。
    (3) 厚紙や不織紙を切って形を作り、紙袋に貼って、目・鼻・口を作ったり、色や模様、質感を工夫したりする。
    ※時間が来たら「やめ!」と声がかかる。
    ※全員自分の作品を手にはめて、全員で先生の間でポーズをとり、先生が写真を撮る真似をしてくれて終了。
    ※作品は机上に載せて退室する。

2日目

行動観察:集団ゲーム

※先生2人が実演して見せてくれる。
※室内に、テープで大きな円が描かれている。それがゲームのコースになる。
※2つのチーム(赤組と青組)に分かれ、全員がそれぞれの色の帽子をかぶって、円形コースの外側の離れて向かいあった陣地に並ぶ。
※陣地は長方形で、1列に立って並ぶようになっている。
※陣地の後ろにそのチームの色の帽子が入ったカゴと、帽子掛けとして紐の先につけた洗濯ばさみが、長いバーに1 0本ほどぶら下がっている。

  • 赤チームは全員、1個ずつ小さなポンポン(毛玉)1個を持つ。その毛玉を左右どちらかの手で握って、相手に見えないようにする。
  • 赤チーム先頭は円形コースの外側を左回りに、青チーム先頭は右回りにスタートする。各チームとも2番目もすぐに、先頭とは逆方向にスタートする。
  • コース上で会った両チームの先頭どうし、2番目どうしは向かい合う。赤チームの子は、握っている両手を前に出し、胸の前で回し、「クルクル、どっち?Jと問いかける。青チームの子は「こっち!」と判断を言う。当たっていたら勝ちなので、そのまま前に進んでいく。当てられた赤チームの子は負けなので、コースの外側を通って自分の陣地に戻り、一番後ろに並ぶ。判断がはずれた場合は勝ち負けが逆になる。
  • 陣地で待っている3番目、4番目の子は、コース上にいる子の勝敗をしっかり見ていて、自分のチームの子が負けたら、相手が近づいて来るのを阻止するために、その方向にすぐにスタートし、同じように勝負をする。その後の子たちも同じように、自分の前の子達の勝負をよく見て、負けたらすぐにスタートする。(左右両方の勝負を判断しなければならない点がかなり難しい
  • 勝ち続けて、相手チームの陣地まで着いたら、その時先頭にいる相手と勝負をする。また勝ったら、相手チームの洗濯ばさみに、自分のかぶっていた帽子を挟んでぶら下げる。すぐにコース外側を通って陣地に戻り、カゴから新しい帽子を取ってかぶり、列に並ぶ。(最後に負けた子は、コース上で負けた場合と同じで後ろに並ぶ)

    ☆勝敗…一定時間後に、相手の帽子掛けにたくさん帽子をかけてある方のチームが勝ちになる。

2010年出題問題 (桐朋学園小学校)

1日目 集団テスト

  1. 未測量・手先の巧緻性:量の等分・粘土製作
    ※直方体の塊になっている粘土を使用。
    ・粘土を3つの同じ大きさに分けてから、3つの同じ大きさのお団子を作って下さい。

  2. 位置表象:位置の対応(記憶)
    ※一人一人に方眼上の金網が配られ、机の上で一斉に行う。
    ※たくさんある方眼(マス目)の真ん中に、3×3の方眼が赤い線で描いてある。そこがヒントになる。
    ・黒板に貼られた見本を短い時間(10秒~1 5秒くらい)で憶えて、1.で作ったお団子を同じ場所に置く。
    ※それぞれ違う見本で6回行う。
    ※記憶する数は、1~3回目までが2個の記憶、4~6回目までが3個の記憶。
    ※粘土が置いてある見本の場所は赤枠の中だけでなく、外のマス目にもある。

  3. 絵画製作:指示作業・形を使った想像画
    (1) 紙に描かれたいろいろな形をハサミで切り抜く。
    (2) 切った形全部を、画用紙にスティック糊で貼る。
    (3) 貼った形の周りに、クーピーペンシルで好きなように描き足す。
    ※切る形は、長方形を不規則に1 0分割したパズル片状のもの。
    表がオレンジで、裏は白と水色のしましま模様になっている。裏表どちらの模様を使ってもよい。

2日目

◎行動観察:紙風船運び
・紙風船をうちわで運ぶゲームをする。
緑チームと黄色チームの2つに分かれ、先攻と後攻が決められる。
※緑チームは緑のうちわを、黄色チームは黄色のうちわを、1人1枚ずつ渡される。

○ルール
(1) 先攻のチームは、箱の中から1つの紙風船を取って、うちわの上にのせて持つ。風船を手で押さえてはいけない。
そのまま反対側にある箱まで、落ちないように運んでいき、紙風船をその箱の中に入れる。
(2) 後攻のチームは、相手チームが運んでいる紙風船を落とすために、床に貼られている点線からでないように注意して、持っているうちわを一生懸命に扇ぐ。
(3) 紙風船が落ちてしまったら、その紙風船はそのままにして、スタート地点に戻り、新しい紙風船を取ってうちわの上にのせ、再度同じように運ぶ。
(4) 一定時間(3~4回)行った後、先攻後攻が交代して、同じように行う。
※1人ずつ運ぶゲームを行った後、方法を変えて2~3人で運ぶゲームに発展させたが、運び方の指示は特になかった。(2~3人で運ぶ方が難しかったと思われる)

2010年出題問題 (桐朋小学校)

一次試験

  1. 運動:指示運動
    ⅰ)スキップ

    ⅱ)両足跳び
    ・フープ(青の○)3つをジグザグに両足を揃えてピョンピョン跳ぶ→3 0 cmくらいの高さの台に跳び乗る→台から跳び降り、次の3つのフープを両足を揃えてジグザグにピョンピョン跳ぶ。

    ⅲ)シートくぐり
    ※4人ずつ2つのチームに分かれる。
    ・大きなビニールシートの4つの端を1つのチームの4人が持ち、もう1つのチームの人たちがシートの下を姿勢を低くしてうつぶせでくぐっていく。
    ※チームを変えて同じように行う。

  2. 絵画製作:指示製作
    ※机の上に、セロテープ・ハサミ
    ・糊などの材料や道具などが用意されている。
    ・先生の指示通りに作る。

    ⅰ)剣作り
    ・新聞紙を2回折った後、細長く丸め、セロテープでとめる。
    ・黄色の楕円の画用紙の穴(十字の切り込みがすでに入れてある)に差込み、剣にする。

    ⅱ)玉作り
    ・折り紙大くらいの画用紙をクチャクヤに丸め、マキビシのようなものを作る。

    ⅲ)手裏剣作り
    ・折り紙の4等分くらいの大きさの画用紙に、緑のクーピーで辺の中点を結ぶ4本の線を描き、真ん中に描かれている○を緑で塗る。

    ⅳ)ベルト作り
    ・黒い帯状の画用紙の真ん中に、直径10cmくらいの丸い厚紙を糊で貼る。
    ・白いクレヨンで、糊で貼った厚紙の左右に△と○を1つずつ描く。
    ・クレヨンで描いたり、折り紙を切ったりして、好きなように装飾する。

  3. 行動観察:忍者
    ⅰ)手先の巧緻性(忍者に変身)
    ・はちまきを頭にまく。(1回結ぶだけでもよい。結び目は前や横でもよい)
    ※赤のゼッケンの人は赤のはちまき、青のゼッケン人は青のはちまきというように同じ色をつける。
    ・黒のレッグウォーマーを靴下を履いたまま履く。
    ・ゼッケンと同じ色の手袋(カラー軍手)をはめる。
    ・作ったベルトをつける。
    ※先生が白いテープでとめてくれる。

    ⅱ)行動観察(鬼退治)
    ※ゼッケンの色で赤チームと青チームに分かれる。
    赤チームは赤鬼、青チームは青鬼をやっつける。
    ・グループで、誰が何を使って鬼をやっつけるか相談をし、役割を決める。
    ・相談で決めたそれぞれの人が、剣・玉・手裏剣を使って鬼を退治する。
    ※鬼役の先生は、つの2本のお面・しましまパンツといった衣装で、金棒を持っている。
    ※教室を移動する時、忍者のように抜き足差し足忍び足で歩くよう指示がある。
    ※忍者の道具を作った時、鬼を退治した時の感想を聞かれ発表した子もいた。

二次試験 個別テスト

  1. 手先の巧緻性と未測量:ちぎり紙・長さの系列化
    ・緑の帯状の紙を、長さが異なるように手でちぎり、長い順にしたり、短い順にしたり、先生の指示通りに並べる。
    例)「順番に並べて下さい」「今度は違う並べ方をして下さい」
    ※違う長さになるように意識しながら、5~7個くらいにちぎったとのこと。

  2. 図形:形合わせ
    ※3×3方眼のマスの中に、いろいろな大きさ・いろいろな形の枠(厚紙製)がある。
    お皿の中にプラスチック製の形多数。
    形の種類…円(大・小)・正方形(大・小)・三角(大・小)・長方形・ひし形等
    ・たくさんの形がありますね。その形にぴったり合う枠を探して、その枠の中にはめて下さい。

  3. 推理:魔法の箱
    ※変化の様子を見て、その変わり方を読み取り、質問に口頭で答える。
    ※全部で3間位だと思われる。1問にすぐに答えると次の問題が与えられる。
    例)箱の中にタマゴの絵のカードを入れると…ヒヨコが出て来ました。
    オタマジャクシのカードを入れたら、何が出てくると思いますか。教えて下さい。

  4. 分類:仲間わけ
    ※いろいろな具体物(衣類)が描かれた絵カードを使用。
    パンツ・ズボン・Tシャツ・Yシャツ・スカート・靴下
    ・ハンカチ・タオル・マフラー 等
    ・カードを仲間同士に分けて下さい。
    ※仲間に分けた後で理由を聞かれる。
    ・どういう仲間に分けたのですか。教えて下さい。

  5. 位置表象:方眼上の位置
    ※縦に赤・黄色・青の3列、横が5~7段くらいの引き出しつきの棚を使用する。
    ※4.分類で使用した絵カードを使用。
    ・この棚の、先生が言う場所に、言ったものをしまって下さい。
    (指示の通りの場所に絵カードを入れる)
    例)「青の列の、下から2段目にパンツをしまって下さい」
    「赤の列の、上から3段目に靴下をしまって下さい」